富士山その１ 出発～７合目

いよいよ富士山！
一旦家に戻ってお風呂に入り、いざ出発！
私はちゃっちゃか準備をして玄関を先に出てもたもたしている妹に「いくよー」と言うと、
「おねーちゃん、忘れ物！！」と・・・。
あれ？あたし肝心なリュックを忘れたみたいです。危なかった～

一緒に登るSHに新宿で会い、１９時半のバスに乗ったが、２１時半には五合目着。はやっ

さて、この３人、富士山登れるかなーっ。
私を含めだれの予想も１００％一致するだろうが、きっとこんな感じでしょう。
１位：妹楽勝　２位：SHなんとか登頂　ビリ：わたし途中棄権
まだ登ってもいないのに、Kから「途中棄権は恥ではない！」と励ましメールまで来たし・・・。


五合目とはいえ、甲州ほうとうチップスこんなにぽんぽん！一応標高２０００ｍ以上だもんねー。そしてすごい人。我々はなんとかロッカーげっとしたけど、ロッカーの数足りないよね・・・。

１時間くらい着替えたりゆっくりしたりして、さあ、いくべ。雨がぽつぽつしています・・・。
実は出発前からとても気になることがあるのですが、いろんなところでもらえるマップ、各合間の所要時間がどれもまちまちで何を信用してよいのかわかんない。あるマップには８合目区間１００分とかいてあるものが違うのには１４０分だったり・・・。時間配分に困るな～と思いつつも、頂上ご来光は無理と初めから潔く諦める。一番心配なのは天気・・・

■２２：３０
出発です。当たり前だけど、暗いです。（以後、特に注がないかぎり、後姿は妹かSHです）


■２３：１０頃

５０分くらいかけて６合目到着。ここまでは余裕～！そしてもうおにぎりを食べる・・・。

■００：００頃
７合目到着～。まだ余裕。

ところが、７合目を過ぎ山道にさしかかってきたらSHの調子がどうも変。どうやら早速高山病に・・・。心配ながらも山小屋があるたびに休んでゆっくり登る。

７合目から８合目が一番長くてしんどいと聞いているが、岩ばっかりで確かにしんどいかも。

富士山その２ ８～９合目

■０３：００頃

８合目に到着。SHはかなりしんどそう。山小屋のトイレで吐こうとしたがでなかったらしい。でも諦めるという文字は彼女の辞書にはない模様。私は意外にもまだ元気。
まあ８合目まできたし、あと９合目と頂上だけじゃんー（その考えが甘かったと後に知る）、そして↑のようにあと３時間。６時に頂上だ～。星は見えないが雨も小ぶりだしご来光は９合目くらいでみれるでしょう、と楽観的に考え登り続けるー。

休憩の度に横になると思わず寝そうになるー。

１時間くらいし、一瞬雲がひいたときにほんのうっすら地平線の向こうに光が・・・

あはは・・・結局まっくらです。一応真ん中あたりに光の線が映る予定だったのだが・・・・。
うーん。ご来光絡みの景色はこれが最初で最後。なぜならそれまで真っ暗だし、明るくなってきても雨と霧で雲以外何も見えなかったからです・・・。しょぼん。

SHを励まし、あとちょっとと３人がんばる。だんだん明るくなってくると次はこんなのが。

私はこのとき「本８合目」というのは＝９合目と思い込んでいた。ちょうど仮眠予定のトモエ館がここにあって、今休もうか下山時にしようか悩んだだが、こんなペースでは登りでも下りでも仮眠の時間なんてない。SHはせめて休んだほうが・・・と思ったが、結局３人ともまた登り始める。

そのとき時間は確か４時半くらい。その「あとちょっと」が全然ちょっとじゃなかったのです・・・

つらそうでしょ・・・。雨も本降りになってきたし、泣きたくなりました・・・。

富士山その３ ついに頂上

■０５：３０頃
本八合目を出て雨の中てくてく登るもちっとも頂上につかない。
たまに一瞬雲が少しひくと周りも少し見えるが、基本真っ白。そんな中やっと鳥居が・・・。

やったぁ。頂上だ。予定より早くついた～と、感動モード。
そしたら・・・、この鳥居の奥の神社っぽいところにかかれてあったのは・・・
「９合目・・・」
がーん！！あまりにショックで写真を撮り忘れたが、本八合目が９合目だと思っていたのに、ちゃんと９合目もあったのです・・・。８合目と本８合目と二つあるからいけないのよ～。
一瞬落ち込んだが、引き返すわけにもいかず・・・。
そこから先がこれまた長くて・・・。おまけに登山渋滞まで発生。
そんな中、本命の妹の調子がここへきて悪くなりました。高山病なのか疲労なのか分からないが、あの妹でさえダウン。SHはもちろんだめだし、これはものすごい番狂わせ。

登っても登っても届かない頂上・・・
泣きそうになり耐えることなんと１時間半くらい・・・。

■平成２０年８月２３日午前７：００

つ、ついた～（泣）！！！そして↑が唯一の頂上からのショット。何も見えない・・・

景色もなにもなくても、山頂まで来た事実が重要（ということにしよう）。
全員登れたのですこの私も登れたのです。
　　夢にまでみた富士山～
　　日本一の山、富士山～
　　３５の誕生日の決意表明で今年中に登るとコミットした富士山～
　　リタイヤしかしたことなかった私がリタイヤしなかった富士山～
　　たとえ何も見えなくても・・・・・・・。

富士山その４ 仮眠休憩と下山

■０７：１５
頂上滞在はたぶん１５分。感動はしたが何も見えないし雨がすごいからもう下るしかない。SHと妹の体調も思わしくないし。下山すれば二人とも元気になると我々はそそくさ下山開始。

あんな苦労して登った山頂も、私が勝手にだまされた（９合目と勘違いした）本八合目まで下りはたった３０分ちょっとくらいで、８時くらいに仮眠山小屋到着。

妹は少しよくなったがSHはまだ辛そう。仮眠したら帰りのバスに乗れないので、休憩のみ。頂上で食べる予定だった貴重なじゃがぽっくるをトモエ館にて食す～（気圧でぽんぽんだった！）

そして９時前にトモエ館を出て下山。雨はやんだが、雲さんの力は相変わらず強く、富士五湖も見られず仕舞い。下りのほうがきついとよく言われるが、確かにきつい。しかも変わり映えのない道をひたすら下るので飽きるし足が笑ってしまう・・・。

７合目らへんでSHやっと元気になる。周りは相変わらず何も見えない。

６合目。妹は眠くて死亡中。そして景色をまた撮ってみるがやっぱり雲さんに負ける・・・。

■１２：３０
やっとやっと５合目まで戻った～
いろいろあったが登ったよ。登れたよー。天気だけが非常に残念で、人様に見せる綺麗な写真の一つも撮れなかったが、登れたということが大事なのです！

帰りは河口湖辺りの立ち寄りで汚れた体を流す。癒された～・・・。ほっ。さすがに完徹なのでバスの中では爆睡～。
渋滞もあり、新宿に戻ってきたのは１９時くらいでトリはもちろん・・・ラーメン。

よかった、足が動くうちに登っておいて。そしてみんな無事でよかったよぉ

この３名の富士山登山ロットがあったとしたら、私が一番元気だったことで万馬券購入者が大金を得ることになっただろうが、実は私こっそり努力をしたのです！この前実家でステッパー３０００歩×３クールもやったんだ！えへ。あと、会社のフロアまで週に２回くらいは階段で登るようにしたんだ（たかだか３階だけど・・・）！えへへ。

これで今年の目標の一つ達成。人生の夢はマチュピチュで缶ビール飲んで人生の終焉を迎えることだが、人生の終焉はともかく、これで体力があることが証明されたような気が・・・。
登った直後はもう一生登りたくないと思ったが、また登りたいかも。（次こそはご来光～）

富士山おまけ 山で見かけた面白い看板

アジアでよく見かけて幸せな気分にさせてくれる面白い訳の日本語看板シリーズ。
今回は逆バージョンの富士山編をご紹介します。


AttentionやUsingのスペル違いはご愛嬌・・・
トイレが泡洗浄なので、使用前と後にこのボタン押してくださいねと言いたいのだろう・・・。
右下に「英語べんきょうしようよ」と日本語で落書きされていました・・・。くはは。
This is a bubble flashing toilet. please push each time before and after you use.とかにするといいでしょうが、楽しいのでこのままにしてほしいです。


Clanly? きれいに、といいたいのだね。pereodicallyはperiodicallyだね。かわゆい。


言いたいことはとてもよくわかります！Please refrain from inserting wet notes into the machine. Ask staff for change.とかはいかがでしょう。


notsafety? あ、not safety ね。
それにしても、we are not responsible for your life and what you doというのがなんだか直訳っぽくてとても笑えるよ～。
ちなみに、この看板は重要なことが書いてあるのでいくつか見たが、よく見ると、英語パートは２００６年と書いてある。去年は？そして今年は？

まさかこんなに面白いものがあるなんて気づいたのがあとのほうだったから全部撮れなかったけど、外国人はこれみて喜んでいるんだろうなーーーー。富士山面白い～