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ロシア旅行1日目 モスクワ着陸はやっぱり拍手 [ロシア May2009]

一緒にイギリスに住んでいた親友Hちゃんと参加して以来のツアーで両親とロシアへ。

参加者総勢14名。
私と添乗員以外は全員年金受給者。添乗員は何事にも動じないツワモノタイプ。
というわけで、私は時には第二の添乗員としておば(あ)さまたちをトイレに連れて行ったり、値切り交渉をしたりと、たいへんな働き者。

行き先も食事も決まっている窮屈な旅行ですが、14名という人数もあり、なんとか最後まで耐えることができました~。

フライトは大韓。
長距離線意外によかった!映画は40本から選べ、スープ付ビビンバも出たし~
おまけにガラガラ!やったね。
モスクワまでの9時間のフライトは映画を4本鑑賞し、毎度のことだが一睡もせず。

かの悪名高いロシアの航空会社じゃあるまいし、飛行機が落ちる心配はなかったが、モスクワ着陸時には乗客から拍手喝采が~[exclamation]
(ちなみに、私がかつて経験したジャンボ機での着陸拍手はポーランド航空のみ・・・)

そして未だに社会主義を彷彿とさせるしょぼいモスクワ空港のイミグレで待たされる・・・。豚インフルのチェックは皆無で、単に要領が悪いだけ。
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入国だけでざっと1時間半。
へとへとになったが、ツアーだからもちろんホテルまで連れてってくれます!
そしてホテルはイリスコングレスというなかなか立派なホテル。NHKもOK。
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夜やっと自由行動になったのでスーパーに行きウォッカとかビールを買ったが、予想通り物価は高く、普通のヨーロッパプライス。でも、22時なのにまだ外は明るい。いいねえ、高緯度!

初日は到着しておしまいだが、私の3大感想はこちら↓
 1) 噂には聞いていたがホームレスがいない
 2) 寒い国だからだろうが、野良犬、野良猫もいない
 3) 治安がめちゃめちゃよい
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ロシア旅行コラム 美術館と博物館の違い [ロシア May2009]

今回の旅行の一番の目的がエルミタージュ美術館。
誰もが世界三大美術館の一つに挙げるだろうが、この世界三大美術館は法的に定められたものではないため、いろんな解釈があります。

①アメリカ人に聞けば当然
     ルーブル、エルミタージュ、メトロポリタン
②イギリス人に聞けば当然
     ルーブル、エルミタージュ、大英
③スペイン人に聞けば当然
     ルーブル、エルミタージュ、プラド

イタリア人ならウフィツィが入るのかな?

私はなんとなく③派ですが、そもそも三大なんとか、という表現にこだわるのは日本人だけという説が一番優勢だったりします・・・。
いずれにせよ、ルーブルと同様誰からも選ばれるこのエルミタージュは流石でした!滞在時間があと数時間ほしかった~。詳細はロシア5日目編でじっくりと~。

ところで、世界三大美術館と称す一方、説②では大英博物館が入っていますが、美術館と博物館の違いは何?という疑問が起こります。
この疑問をかつて抱いた時は、調べてすぐ解消したのだが、忘れてしまった・・・。

というわけで再度調べてみました。

博物館は「歴史、芸術、民俗、産業、自然科学等に関する資料を収集し、保管し、展示して教育的配慮の下に一般公衆の利用に供し、その教養、調査研究、レクリエーション等に資するために必要な事業を行い、あわせてこれらの資料に関する調査研究をすることを目的とする機関」であり、その中で、芸術、美術に特化したのが美術(博物)館となります。

忘れるのがおかしな程簡単な、広域、狭域の違いだけでした・・・。
要は、美術館は博物館の1種であり、動物園や水族館だってやはり博物館の一種!
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ロシア旅行2日目 今日はロシアの戦争記念日 [ロシア May2009]

朝ごはんはバイキングです。
いいホテルだからか品揃えもばっちり。イモ発見[手(チョキ)]
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この時点で、ロシアで痩せてみせよう計画は見事打ち砕かれました。

本日5月9日(土)はロシアでは戦争記念日。土曜日なので日本と同じように月曜日も繰越休みとなり3連休。平和を祈るトラ模様のような黄色と黒の縞リボンが車やら街頭やらあちこちに~。

さて、午前の観光は世界遺産のあるセルギエフ・ポサートです。
モスクワの北東75キロにあり、ロシア正教の聖地として栄えた町。
見えた!トロイツェ・セルギエフ修道院の教会郡。おもちゃみたい・・・。
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軍隊もいました。中に入るとますますおもちゃみたいな光景が・・・。
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ロシアによくあるこのタマネギ型ドーム、何故この形かというと、宗教的理由の他に雪対策[雪]とな!つまり、積雪を防ぐ目的でたまねぎ型が重宝されたと。
ウスペンスキー大聖堂という青いたまねぎ型ドームの教会の手前にある小さい噴水からは飲める聖水がでており、父親は飲んでいました。ランチに出た水もこの聖水らしいです。

その楽しみなロシア料理第一陣はこの修道院脇にあるレストランでボルシチ(と壷煮)。
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日本で食べるボルシチとは全然違うー。色も味も。そしてこれから食事の度に見ることになるスメタナ(白いサワークリームみたいなやつ)にも接見。

食べたら一旦モスクワ市内に戻り赤の広場に行く予定だったのだが、祝日のせいで規制がかかり一切入場できないと・・・。というわけで、市内への雀が丘という眺望スポットへ。
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ここでもおまわりさんの規制に遭い、最初は通行禁止と~。ところが、ロシア人現地ガイドが交渉し、日本人観光客だから、という理由で通してもらいました。
そんなことよくあるのだろうか、と思ったが、よくあるらしい・・・。

警察にとめられても日本人ですから~!とお願いすれば高い確率で通してくれるようです。個人旅行で行く方は「私は日本人の観光客です」くらいはロシア語で言えるようにしておこう!

雀が丘の次はこれまた世界遺産のノヴォデヴィッチ修道院を公園から眺めました。雀が丘からの景色よりもこっちのほうが綺麗でした。チェーホフがここに眠っているそうです。
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カルガモちゃんもかわゆい・・・。

次にモスクワ随一の繁華街アルバート通りを散策。
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私は見つけてしまった、愛するジョージクルーニー様を。(単に絵だが)

このアルバート通りの散策をもって、私たち親子3名は早速団体行動から逸脱をします。
父親がモスクワではサーカスだと騒ぎ、いろんな人を巻き込んでチケットを無理矢理とったのです!で、迎えにきた係員とこのアルバート通りで待ち合わせをし、地下鉄に乗ってサーカス劇場までいきました。
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ロシアの地下鉄のエスカレーターの長いことといったら・・・、ロンドンの更に倍はあるというかんじ。それでもってとても綺麗です。
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路線図は東京のとちょっと似ている。右はサーカス劇場の近くのレストランで食べた夕食。魚の上にクリームをかけてオーブンで焼くだけだがこれが美味い!ビールプライスもこういうローカルレストランだと一気に約3ドルまで落ちる。観光客用レストランの半分ですよ~!
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サーカスがどうのこうのより、地下鉄に乗ったりローカルレストランで食べたのがよかった!やっぱり団体行動は向いていないんだなー。
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ロシア旅行3日目 モスクワ最大の名所へGO [ロシア May2009]

3日目です。今日はモスクワ市内を観光し、サンクトペテルブルクへ飛びます。

白夜とまではいかなくてもかなり日が長いのに、営業時間は冬仕様。クレムリンも10時からじゃないと入れてもらえません。
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開場までの時間つぶしで、モスクワ川からクレムリンを見物。右は救世主キリスト大聖堂という現在のロシア正教の総本山。戦中スターリンに爆破されたが、ソ連崩壊後再建されたので結構新しい。

さて、まだ少し早いけどクレムリンへ!
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開場まで並ぶ人々。ほとんどツアー客でアメリカ人と中国人が多い。
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クレムリンとは要塞で、14世紀以降皇帝の居城として使われております。
開場してもここでも規制が多く、歩道じゃなくて車もいない車道に一歩出ただけでこの写真の警備さんに怒られました・・・。
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昨日のセルギーもそうだったが、本当にカラフルでかわいらしいこと。。。
もともとロシアの歴史に疎い私はイマひとつ胸を打たれるものはありませんでしたが。。。

クレムリンと赤の広場は隣接しているため徒歩で移動。
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こんなかわいいお花畑ちゃんのすぐ向かいには・・・
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昨日の戦争記念日の名残で戦死者のモニュメントらに花が供えてあり、ここにも警備さんが厳粛な面持ちで立っている。
いよいよ赤の広場へ到着。
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うーん。赤い。そしてでかい。そしてまた警察だー。
広場に面するところに世界でも有数な高級デパート グム百貨店があります。
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全体像と中の噴水。ここでのフリータイム中キャビアを買おうとしたら、超小さいビンでもざっと20000円、普通サイズ(と言ってもさくらんぼ缶程度)で40000円、カニ缶サイズにしちゃうもんならもう70000円!と、到底庶民には手が出せない。また、ヨーロッパのブランド物は高く、いくら円高でルーブルも数ヶ月前より落ちてるとはいえ、日本で買ったほうが断然安いです。

とにかく、ロシアでブランド物を買ってはいけません

さて、昨日の戦争記念日関連がここ赤の広場とグム百貨店から更によく分かります。
昨日は盛大なパレードが催されたんでしょう。
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昨日の日記で書いたトラ模様の黄色と黒のストライプリボンがここでよく見えます。

大きな赤の広場とグム百貨店をウインドウショッピングをしたら、次は同じく赤の広場に面している9つのたまねぎ型塔を持つよくガイドブックの表紙を飾る聖ワシリー寺院でございます。
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すごいカラフル・・・。
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ランチはペリメニというロシア風水餃子。前菜に珍しく大盛りサラダが出てこれが美味しく、スープもまあまあだったので、メインの餃子がきたときにはお腹がかなり膨れ、完食できず。
味は・・・日本の餃子のほうが断然美味しいです。
でも、もちろんこれにもスメタナがついてくるが、その相性は思ったよりは悪くないです。

ランチの後はモスクワ最後の観光としてトレチャコフ美術館へいきました。
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ここはロシア美術の宝庫です。そういえば、ロシアって作家とか作曲家では著名人を多く産み出しているが、絵描きさんについてはそんなに有名人がいないことに気づいた。

いよいよモスクワお別れです。
最後にモスクワ川にさようならをしていたら・・・、へんなの発見。
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木をよく見ると、南京錠やら鍵がたくさんついている。よく日本人がおみくじを結ぶかのように木に鍵をかける。どんな理由なんだろう~~~。誰か教えて・・・。

そして空港に向かい、国内線はなんと読むのかも分からないロシアの航空会社。ロシア航空?
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びっくりするほど古い機体。(これこそ着陸時に拍手していいと思うような・・・)
19時のフライトで、サンクトペテルブルクには20時半に到着しましたが、もちろんまだ明るく、そのままご飯を食べに行きました。
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ご飯はビーフストロガノフとピロシキ。
ピロシキはいろんなタイプがあり、今回はパイピロシキ2種で具もそれぞれ違う。キャベツ入りが一番美味しかった。ストロガノフはこれまた日本で食べるのとは全然違う・・・。

サンクトってピョートルさんが張り切って作った都市だけあって、本当にベネチアのように美しいです。モスクワも綺麗だったけど、正直比較の対象にはならない。まあロシアって広いからねえ。
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ロシア旅行コラム ロシアの物価 [ロシア May2009]

コーカサスに行く際モスクワに立ち寄るだろうおかあさんへ、ロシアの物価をお伝えします。

◆両替
円はダメだと言う割には大都市ならどこも円OK。空港はレート悪くホテルや街中、意外にも博物館や美術館がよかったりする。

◆レート
2009年5月8日現在、ドルをルーブルに両替して円に戻すと1ルーブル=3.15円

上記を踏まえ、いろんなプライスはこちら~
◆食べ物、飲み物系
  缶ビール(スーパー)500ml 120円~180円 ※銘柄多数!
  生ビール(ローカルレストラン)500ml 300円
  生ビール(観光客レストラン)500ml 600~750円
  ウォッカ(スーパーでボトル)250ml 200円~ ※銘柄多数!
  ミネラルウォーター 500ml コンビニで60~100円、観光地では100~200円
  アイスクリーム 150円
  ローカルレストランでのランチメニュー 500円程度
  ポテトチップス 150円
  チューインガム 80円~
  本物キャビア プライスレス!(2日目日記参照)
  
◆その他
  日本までのエアメール(はがき) 100円
  地下鉄初乗り 100円

◆おまけ
  マトリョーシカ 3~5入りの土産物屋にあるようなのだと800円~。国産の手作りで立派なものだと小さくても最低3000円~ 

基本は日本と変わらないと思ったほうがよいです。
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ロシア旅行4日目 サンクトは美しかった・・・ [ロシア May2009]

サンクトでの宿泊先はパークインプリバルチスカヤ
随分と長い名前だが、パークインはパークイン、プリはnear、バルチはバルト海、スカヤは何々のようなとかそんな意味!?、従って、このホテルは「バルト海に近いホテル」になります。
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朝ご飯はベイクドビーンズが[手(チョキ)]きゃっほーい!(ちなみに、二日目はポテトがたくさん出ました[手(チョキ)][手(チョキ)])そういえば、モスクワでもベイクドトマトが出てきたし、朝食は極めてイギリス風。

サンクトの町並みを拝む前に、午前中は市内から南に40キロくらいにあるプーキシン市のエカチェリーナ宮殿に行きました。
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ここはピョートル大帝が妻のエカチェリーナに与えた町にあり、皇帝たちの離宮が集まる避暑地。要は別荘なのですが、エルミタージュが冬の宮殿と呼ばれるに対し、夏の宮殿と呼ばれている。
エカチェリーナといえば有名なのはエカチェリーナ2世で、この宮殿はエカチェリーナのために造られたが、二世もここを愛したそうです。
戦争中にドイツ軍に調度品をすべて持っていかれたため、作り直したとのこと・・・。

ちなみにここへきて初めて野良犬見つけた!と思ったら、宮殿の門番のワンコでした。

中に入ると宮殿を汚さないよう全員ビニールスリッパをはかされます。
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有名な琥珀の間だけは写真撮影が禁じられていたが、それにしてもすごい。こりゃあドイツ軍に持っていかれるよ・・・。(壁から何から何まで持ち去られたようで、持ち去り後の写真を見たら単なる廃墟)それでもってよくもここまで復旧したことよ。
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エカチェリーナさん、目がチカチカしてしまいましたよ。

あまり美味しくない(塩辛い魚料理)を食したら市内に戻って観光です。
これはGoogleから拾ったサンクト市内の航空写真

大きな地図で見る
まずはメインストリートのネフスキー大通りを散策。
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次に聖イサク寺院にいきました。いまや観光地化していますが、世界で3番目に大きいといわれている寺院だそうです。イコンやモザイクが綺麗でした。
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ここでは300段くらいの階段を上がって展望台に出ることが出来ます。
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うおーーー!エルミタージュが見えるじゃありませんか。あれはエルミタージュ劇場ですが、すっごーい!!早く行きたいな、エルミタージュ美術館。

次にはツアーにはつきもの!?の運河クルーズです。
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↑こんなルート(赤いマジック部分)でした。所要時間1時間
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この町は見所が中心に集中しているから非常に観光しやすく、このクルーズでも一通り船から拝めたというかんじでした。
下船後カザン大聖堂という超厳粛な聖堂に行きましたが、物音一つ立てられない状況。
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そして宮殿橋から明日行くエルミタージュ(=冬の宮殿)を見て・・・
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・・・これ以上の興奮は明日にとっておくわけです。

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ここは血の上の教会と呼ばれ、アレクサンドル2世が1881年に暗殺された場所に立つからそう呼ばれているらしいですが、モスクワの聖ワシリーのようにカラフルタマネギたくさん系。

晩飯は中華を食べ、ホテルに戻ってきました。
これは夜22時~22時半くらいの映像。(こんな遅い時間の夕暮れです)
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ホテルから見えるバルト海。綺麗だなあ。いよいよ明日で最後だよ~。
マリインスキー劇場でバレエを見たかったのだが、あいにくこの日は公演をしていませんでした。しかもやっていたとしてもチケットは40000円くらいだそうです。まあそんなもんか。
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ロシア5日目 エルミタージュにて死したい~ [ロシア May2009]

そしていよいよこの日が来ました。このドキドキはボロブドゥール以来。(結構最近だ・・・)

夜23時のフライトでもう帰国です。早かったな[バッド(下向き矢印)]
エルミタージュの開場は10時半。ちょっとぉ[ちっ(怒った顔)]遠くから来たんだから9時には開けてほしい・・・。仕方ないのでまずは冬の宮殿前広場で時間つぶしをして入場。
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エルミタージュは仏語で「隠れ家」を意味し、冬の宮殿、小エルミタージュ、大(or旧)エルミタージュ、新エルミタージュ、エルミタージュ劇場の5つで構成。そのうちエルミタージュ劇場を除く4つの建物の計4000部屋に美術品が展示、面積ではルーブルを抜いて1位、という説があります。

エカチェリーナ2世が美術品を買い漁ったのが発端で、最終的なコレクションの2割が展示してあり、残り8割は倉庫とな。恐ろしい・・・。大英博物館は大英帝国の「戦利品」を飾っていますが、ここは「購入品」で勝負しています。

また、冬の宮殿のようにロマノフ朝の歴代の皇帝の住居でもあったため、美術品鑑賞だけでなく、宮殿鑑賞もこでき、とにかく溜息の連続。

いくつかの名画のあれこれは別章にて(←そんなのあるんです)お知らせします[アート]

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これが冬宮にある「大使の階段」で、ガイドブックでよく使われています。
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美しいですね・・・。
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左は大エルミタージュにある「ラファエロの回廊」ヴァチカンの本物のコピーですが、コピーをウリにできるほど立派にできています。
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こちらは「ピョートル大帝の間」です。

かくして3時間の鑑賞中自由時間が1時間はあったのに、あっという間に終わってしまった。見逃した作品もあり・・・。しゅん[ふらふら]

エルミタージュの感動冷めやらぬまま、ランチですが、これがまたペリメニ[たらーっ(汗)]
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たった数日の旅で2日も餃子はいらんよ・・・。キエフ風カツレツでもだしてくれればいいのに~ブリヌイというデザートは美味しかったけど。

現在時刻は14時半。今から郊外のピョートル大帝の夏の宮殿に行くのですが、ここは噴水が有名なのに17時で噴水Stop。急げぇ~[あせあせ(飛び散る汗)]
なんとか15時半ごろ到着[パンチ]
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まずは宮殿内を見学。カメラNG。正直エカチェリーナ宮殿と同じでした。贅を尽くしすぎ!そしてここも当然ドイツ軍にぼろぼろにされ全部お持ち帰りに遭い、戦後作り直しコース。
宮殿もすごいが、ここの見所はやっぱり噴水でしょう。
16時半くらいに宮殿内見学が終わり、いよいよ噴水コーナーへ。
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階段をだんだんおりていくと・・・。
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うぉーーー!すごいです!
なお、5時に噴水が止まった後の映像はこちらやっぱり違いますね。
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宮殿内の広い公園もお散歩し、他にも噴水がたくさんありました。
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時既に18時。ご飯食べて空港に行く時間になりました。
最後のご飯はまたしても「壷焼き」と呼ばれる、「壷煮込み」。
この旅で一番美味しかったのはモスクワで団体行動から抜け出してローカルレストランで食べた魚だな・・・。

そしてサンクトにお別れしながら空港に向かいます。
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さようなら~。
さて、空港はオヤっと思うほど静かで営業感がなく暗い・・・。
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誰もいません。TGIフライデーよ、この時間営業しないでどうするの?潰れたんかな・・・。

ヒマで、搭乗間際にゲートにいる人を数えてみました。全部でざっと70名。うち、日本人は私たち15名、ロシア人が15名、残り40名は韓国人。
というわけで、飛行機は案の定超ガラガラ~

往路と違って最新機じゃなく、PersonalTVがない[あせあせ(飛び散る汗)]という悲劇に見舞われました。
帰りに見る映画を3本決めていたのでこれはショック[がく~(落胆した顔)]
が、離陸直後に見たサンクトの半夜景(今ちょうど深夜0時くらい)は美しかった。最後まで綺麗な街だったなあ。
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ネヴァ川が見えるよー。そしてちょっと飛べばもうラドガ湖上空です。

※なお、ソウルでの6時間のトランジットで街中に出てロッテマートで韓国食品をたくさん購入し名古屋のセントレアに帰国をいたしました~。
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ロシア旅行 エルミタージュ名画に偉そうに薀蓄の巻 [ロシア May2009]

当然事前に勉強をした(ヒマだしね~)上で臨んだエルミタージュ。
その絵画たちの中で特に有名なものに個人的趣味を加え、12個紹介します。

超有名! リッタのマドンナ by ダ・ビンチ
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エルミタージュにあるダビンチの作品2点のうちの一つです。このマドンナの物思いに沈んだ悲しげな顔はキリストの将来の受難を予感しているかのようと言われています。あと、ちょっと見辛いが、子供の左手の小鳥はキリストの血を象徴しているらしいです。リッタさんというイタリア人が所有していたことからこの名前がついたとなー。


 ベヌアのマドンナ by ダ・ビンチ
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ダビンチの作品のもう一点。リッタのほうが有名だがこれはダビンチの比較的初期の作品で、もともとベヌアさんというロシア人が所蔵していたとのこと。このマドンナは神秘的というより庶民的な若いフィレンツェ女性でとても愛くるしいです。①も②も、赤ちゃんだけはどうしても赤ちゃんらしい目つきをしていない。ダビンチだけでなくこういう聖母と子の宗教画にはよく見られます。当然イエス様なので普通の赤ちゃんじゃないということですが。



超有名!コネスタビレのマドンナ by ラファエロ
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しつこいですがマドンナシリーズ。個人的にはラファエロらしくなく、この感情のなさそうな表情が、アンジェリコ(実はあまりファンじゃない)を少しだけ匂わせます。16世紀初頭の作品でとても小さいです。イタリア人のコネスタビレさんから購入したものだが、購入時に絵の素地にあたる板に亀裂が入っており、絵を板からキャンパスに移すという困難な修復作業が行われたようです。


聖家族 by ラファエロ
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そう!こういうのがいかにもラファエロっぽいのですぅ~!(と言ってもたまにミケランジェロと見分けがつかなかったりするが)って興奮するくらい、実はラファエロはルネサンス時期の画伯たちの中では私が飛び抜けて好きな画家です。一見曖昧っぽく見えながらも、よく見ると実は細部まで明瞭にでも優しく描かれた絵画で、マリア様も素敵。赤ちゃんはやはり大人っぽく描かれてあります。



超有名!使途ペテロとパウロ by エル・グレコ
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エルグレコも私の好きな宗教画家です。去年秋にスペインに行ったときはエルグレコの絵画に囲まれて幸せでした。16世紀後半にエルグレコがスペインにやってこなければ、17世紀のスペイン黄金時代はなかったかも。この作品もトレドで作られたらしいです。右のパウロさんはエルグレコ本人に似ていると私は思います。左のペテロは自分の信仰に疑問を抱いて心揺れ動く姿を、そしてパウロさんはイエスの教えに狂信的に忠実な様で描かれております。ちなみに、スペイン巨匠たち(ベラスケス、ムリリョ、スルバラン、ゴヤの作品もいくつかエルミタージュにありました。

受胎告知 by エル・グレコ
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これはおそらく世の中的にはそれほど有名ではないでしょう。こちらもグレコ(すみませんね、好きなもので・・・)この受胎告知と瓜二つが倉敷の大原美術館にあります。すごく大きそうなのだが、実際はとても小さい(大原のもエルミタージュのも)が特徴。それだけインパクトが大きいということでしょうが。どちらかといえば、大原の方がマリア様が垂れ目で、躍動感があります。子イエスを宿す聖なる器として聖胎を告げられ、それを静粛に受ける聖母マリアを描いているもので、世界に受胎告知は多数ありますが、私はエルグレコの作品が特に好きです。


超有名!ダナエ by レンブラント2849135
ダナエとはギリシア神話のアルゴス王女とのこと。17世紀のこのレンブラントの作品が更に有名になったきっかけは、1985年のソ連時代に、ナイフで切られ、硫酸をかけられる事実が発生したこと。当時は修復不可能と言われたものを無理矢理修復しています。だからよく見ると硫酸の後が生々しく残り、実は足元の修復が曖昧になっています。原画の美しさは残念ながらもう見られないということですかね・・・。レンブラントの作品は他にも超有名な「放蕩息子の帰還」など15くらいありました。


女優ジャンヌ・サマリの肖像 by ルノワール

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ここから一気に19世紀の印象派まで時代が飛びます。これはもうすぐルノワールと分かる作品。光の線が入ってしまい綺麗に見えないですが・・・。かなり有名作品でしょう。ジャンヌ・サマリを描いた絵は他にもありますが、これも美しいです。ジャンヌ・サマリはルノワールのかなりのお気に入りだったとか・・・。ルノワールの描く女性は本当にやわらかく女性らしい。ちなみに、私のような品疎な語彙しかなく美術に疎い人間にとっては、「印象派」ってあまりも写実過ぎて、コメントのできないのが辛かったりします。


超有名!庭の女 by モネ
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これもすぐモネと分かるような作品ですねぇ。モネらしくかわいらしい・・・。癒し系ですかねぇ。モネの作品って、女性の顔がはっきり見えないのが結構興味深かったりします。他にもエルミタージュには印象派画伯で有名どころはほとんど作品有! セザンヌやドガ、ピサロ、コロー、ミレー、クールベ、などなど

エッテンの庭の思い出 by ゴッホ
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印象派は基本的に、見ていいなーとしか思わずにコメントできないのが多い中、やはりゴッホは別格ですね。彼の人生の変遷における絵画の影響がすごすぎるので・・・。これは「ひまわり」と同時期に描かれた作品。有名な「アルルの闘技場」が産み出された時期なので、この時期をアルル期と呼んだりします。ちなみに、その1年後には亡くなります。詳しくは知らないがゴッホ結構好き。そういえば数年前ゴッホ美術館で盗まれたゴッホ作品たちはどうなったんだろう。

果物を持つ女 by ゴーギャン
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これまた誰もが一目で分かるゴーギャンの作品。正直私はあまり得意ではなく、どのタヒチシリーズ見ても同じに見えてしまうきらいがあります。この女性のお腹の出具合は、私やKさんのを思ったらかわいいものです・・・。エルミタージュにはタヒチ時代の彼の作品が15くらいあり、その中で一番有名なのがこれらしいです。私には本当にこの素晴らしさが分からないので、誰か教えてほしいです。それにしても、ゴーギャンはよほどタヒチが好きだったということだけは良く分かります。


超有名!ダンス by マチス
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他言無用の有名作品!エルミタージュで必ず見なければならない作品の一つです。美術や世界史の資料集にも必ず出てきます。マチスファンは多いはず!彼の色彩感覚には完敗です!こんなすごいものを描いちゃうくらいだから、そりゃピカソと並んで、最初は批判されたのは想像に易いですね。ちなみにこのダンスは対の作品で富豪の家の階段だかどっかに飾られたようですが、相方の同じ大きさの作品もこちらにあり、赤の人々は体育座りしていました。


以上、12点ご紹介しましたが、ピカソの作品もたくさんあり、ほかにも写真はとらなかったが、トーマス・ゲーンズバラの青い服の貴婦人やチィツィアーノの懺悔するマグラダのマリラ(これは見つけられず!残念!など、数えたらきりがないくらい素晴らしい作品たちがいらっしゃいました。
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ロシア旅行おまけ 和み系看板 [ロシア May2009]

こちら最後に訪れたピョートル大帝夏の宮殿の入り口にあった看板。
三脚で写真とっちゃいけませんから始まり、計13の×××しちゃいけませんシリーズ。
[exclamation&question]付は自分の解釈に自信がないものです。
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13のxxxしちゃいけません

1)一段目
 - 自転車に乗っちゃいけません
 - お散歩しちゃいけません
 - 泳いじゃいけません

2)二段目
 - 日向ぼっこしちゃいけません
 - 魚釣りしようとしちゃいけません
 - 草をふんずけてはいけません[exclamation&question]

3)三段目
 - 枝をむしったりしちゃいけません
 - 花びらをとっちゃいけません
 - 実を取ってもいけません

4)四段目
 - 車で通行しちゃいけません[exclamation&question]
 - 焚き木しちゃいけません
 - お酒を飲んじゃいけません


植物に関するところがいやに細かいな・・・。あと、車の後ろにいるものはなんだろう。
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