ポーランド１ クラクフまでの長い道のりでやっと到着Hotel Poleski

7/10（火）、仕事を終えて一度家に帰り、00:30羽田発のエミレーツでドバイ経由のポーランドに行ってきました！夏休み第一便です。かなり前にKさんととりあえず値段が安いうちにという感じで旅工房で申込みをし、結局そのまま決行という最近よくあるパターンです。



エミレーツは久しぶりですが、機内食はもはやたいしたことなかったです。（エコノミーで偉そうなことは言えませんが・・・）



ドバイには定刻の06:15に到着し、今回トランジットは2時間。楽勝です！



相変わらず巨大な空港ですが、エミレーツがアイスクリームを配っていたのでいただきました！（もちろんマンゴー味！）




そして08:10発ワルシャワ行きは無事離陸し、数時間のフライトの末、12:15におそらく23年ぶりのポーランドに到着です！



これがワルシャワ・ショパン空港です。ちょっと見づらいですが、写真右側にグランドピアノがあります。さすがショパンの国！

前回は学生時代にポーランド人の友達2名に会いにワルシャワとブロツワフと1週間くらい滞在しましたが、そのときは真冬で今回は夏！やはり訪れるのなら日が長い夏がいいですね！



ここからワルシャワ中央駅まで行かないといけないのですが、両替をした後、電車に乗ってみることに！
市内まではあまり遠くなく、電車で20分くらいで4.4ｚｌです。1zlが3.7円くらいなので、160円くらいでしょうか。安いですね！券売機の使い方がイマイチ分かりづらかったのですが、係員がいてほとんど操作してくれました。（よく見ると英語の表記もあったので、2回目以降の券売機は自分でちゃんとできました～）
ところで、この電車の発達は2012年のサッカー大会に起因するみたいですね！



ワルシャワ駅も大きいです！そして綺麗です。
駅には13時半くらいについたのですが、ここからクラクフ行きの電車が16:50発なので3時間もあります。
とりあえず乗り場は確認しておいて、みどりの窓口みたいなところで早い便に出来ないか交渉してみようとしましたが敢え無くNGで、中央駅でカルフールに行ったりと時間を潰します。



中央駅からすぐにある文化科学宮殿です。
懐かしいです。これは前回展望台まで上った記憶があります。
当時は冬なのもあって殺風景な印象でしたが、今見たら全然景色も違うんだろうな～。



これはカルフールで見つけたサッカー応援グッズ。
ワールドカップ真っ只中で残念ながらポーランドはグループリーグ敗退でしたが、こんな感じのサッカーグッズがいくつもありました。



ぶらぶらしてもまだ時間があるのでマックでお茶タイム。
今のマックはタッチパネルで注文です！ドバイ空港もこんな感じでした。
日本は遅れていますよね～。

そしていよいよクラクフ行きの時間が近づきます。



2等車でしたが、十分です。電源もありました。
ここからクラクフまで2時間40分。
何故かコーヒーが無料で出てきました～。

クラクフには19:32に到着です。夏だからまだ明るいです！

ここからホテルまで２キロ強くらいあるのですが、コロコロケースを持っているので歩くのもなんだし、タクシーで行こうとしたら、タクシー乗り場で75zl（約2800円）と言われ、ありえない！と言ったら50ｚｌになりましたがそれでもありえない！
まさか、と思ってUBERを立ち上げてみたら、いるではないか！！！
（ちなみに　UBER EATSもたくさんいました！）

というわけで、UBERで12ｚ（450円）ｌくらいでホテルまで行きました。
UBER最高！！！！！



ホテルはPOLESKIさんです。

入り口は分かりづらいですが、川沿いに面しています。



フロントは小さいですが、スタッフは親切で何でも教えてくれました。
ちなみに、となりのフルーツたちは翌日に撮ったものですが、アウシュビッツに行くから朝ごはん食べられないと言ったら作ってくれたランチボックスです。（サンドイッチ2つと果物とヨーグルトとオレンジジュースでしたが、サンドイッチ1つとオレンジジュースだけいただき、残りはこのように冷蔵庫に・・・）




部屋はこんな感じです。まあこんなもんでしょう。2泊お世話になります！

またダブルベッドか、と思ったら一応シングルが２つくっついているだけでした。

チェックイン後、このホテルの名物と勝手に名づけた屋上のバーに行きました。




天気がイマイチでバーはクローズしていましたが、ヴァベル城がめちゃ綺麗です！



テンションあがりますね！



時刻は20:15ですが、まだ明るいのでふらっと散歩にでかけました。ヴァベル城見放題！

旧市街の方まで入りましたが、途中でスーパーに寄ったりして気づいたら21:30。流石に暗くなってきました。



今日は機内食等が多すぎて散々食べたのでお腹は全然すいておらず、むしろ早くお風呂に入って寝たかったので、スーパーでビールと近くのケバブ屋でつまみ程度にちょっとしたフライセット（14zl）を買ったらすごい量で二人でも全然食べ切れませんでした！

久しぶりにシャワーを浴びてすっきりして、ちょっと飲んで翌日6時起きに備えて0時頃就寝です！

ポーランド２ アウシュビッツ強制収容所Ⅰ

おはようございます。あまり眠れずとにかく眠たいです。

今日は朝早くからアウシュビッツツアー。
英語ガイドだと50ユーロくらいで申し込めますが、Kさんがここはどうしても日本語！と仰るので、少人数日本語ガイドの91ユーロ（約12000円）にしました。ここはお金で解決です！



ホテルからは、前日大きな手ごたえを感じたUBERで500円くらいで駅近くのマテイキ広場まで行きました。本当にUBERは便利！



朝のマテイキ広場は、観光客のツアー集合に多く使われ観光客がたくさんいました。

予定より10分くらい早く日本語ペラペラのお姉さんがきて、私達ともう1組日本人女性2名組の計4名をバンに乗せ、アウシュビッツに向けて1時間20分の車の旅が始まりました。

道中でガイドさんが、「今日はラッキーです。アウシュビッツのガイドは有名な中谷さんです！」と言ってきた際、Kさんと興奮しました！

中西さんのことは事前に調べていたのでよく分かりますが、唯一のアジア人であるアウシュビッツ公認ガイドの中谷剛さんが案内してくれるなんて！これは幸先のよいスタートです。



アウシュビッツには8時過ぎに到着しましたが、朝早いのにもう結構な人でした。入場規制もあるくらいなので、朝早くに来て越したことはないです。

ここで中谷さんと合流し、2.5時間のツアーのはじまりはじまり！



中谷さんは、まずは有名な門ではなく、いきなりガス室へ案内してくれました。

ガス室は怖くて写真撮れませんでしたが、破壊されていないので中にも入れました。
上の写真はその内部の図です。



そして次にガス室隣にある、ルドルフ・へスが戦後に公開処刑になった絞首台へ。
この場所から収容所外にある実際にルドルフファミリーが住んでいた綺麗な住宅も見えました。

ルドルフへスの告白にある、世間は自分を大量虐殺者としてしか見なく、自分もまた心を持つ一人の人間だということは理解しないだろう、という発言は有名ですが、どんな思いで1947年のその日を迎えたのでしょうか。



絞首台の後は、有刺鉄線を通って収容所内部に入ります。



23年前はとにかく寒くて凍えそうでしたが、やはり夏で天気がよいと印象はかなり変わります。



内部では何棟かに入って展示物を中谷さんに説明してもらいます。



左がチクロンBの缶で、そのとなりはユダヤ人のスカーフ



義手・義足におびただしい靴です。
なんでこんなに義手・義足があるんだろう、と前回も思いましたが、確かに当時は第1次世界大戦の後で負傷した人も多く、ある意味今以上に義足や義手が多かったんだろうと思います。



アウシュビッツでは囚人はユダヤ人だけでなく、政治犯罪者、ポーランド人、ソ連等の捕虜やエホバもいて、印で識別をしたようです。



左はポーランド人の犠牲者の写真で、右は同じく収容対象となっていたロマ人（ジプシー）の少女達を人体実験に利用した写真です、と中谷さんが教えてくれました。



これは収容所に運ばれるときに各人が持ってきた鞄。到着時にすべて没収されるのですが、多くの収容者は名前等を鞄に残したようです。それはいつか戻ってくるのを願った気持ちも込められているでしょうが、ここに展示されているということは、持ち主の手には戻らなかったということで、やるせない気持ちになります。



こちらは収容された人たちの写真。
左の子供は靴を履いていないことから、これは夏ごろ撮られた写真でできるだけ多くのものを身にまとってやってきたのではないか、と中谷さんが言っていました。

他にもおびただしい人間の髪や、立ち牢やコルベ神父が餓死刑にあった部屋等いくつか紹介してもらいました。このあたりは写真を撮らないようとのことだったので控えましたが、どれも前回の記憶も鮮明に残っているものでした。



これは収容者の部屋です。
この記憶も鮮明にあり、1段に数人寝ていたようですが、前回は後に行くビルケナウよりはまだこちらのほうがまし、と思った記憶があります。



これは有名な死の壁です。



中谷さんは歩きながらもいろいろ話をしてくれましたが、かなりテーマが壮大で、現代史や教育、政治、経済問題まで発展していました。



そして中谷さんのガイドコースでは、最後に有名な門でフィニッシュです。

ここまで1時間半くらいかかりましたが、ここからビルケナウに移動して続きがあります。

ポーランド３ アウシュビッツ強制収容所Ⅱ（ビルケナウ）

続いて車で5分くらい移動して駐車場から歩くと、アウシュビッツ第二収容所であるビルケナウが見えてきました。アンネフランクも２，３ヶ月収容されていた場所です。以前はもっと悲惨な印象しかなく（夜も寝られなかったくらい怖かった・・・）、懐かしいというよりは、なんとも言えない不思議な思いに駆られました。



これが正門です。

白い巨塔にも出てくる有名な門ですよね。



これも有名な線路跡です。



門の上の司令塔から見ると、線路を挟んで左側がレンガ造りが多いのが分かります。



そして右側がバラック小屋が多いです。

前回は右側を中心に見て回ったのですが、今回の中西さんガイドは左だけでした。（できれば右側も行きたかった・・・）




門を入って線路を改めて見てみます。



これが収容者がやってきた貨車。過酷な状況の中何日もかけてここに到着するため、中には到着した際に生き残っている人がほとんどいなかった事例もあるようです。



中谷さんの説明では、到着するとまずは選別されますが、ここでは到着する人の７，８割がすぐガス室送りとなっていたようです。



ビルケナウでは解放前にドイツ軍がガス室を爆破してしまったので原形をとどめているものはありませんが、これは死体を焼いた焼却炉の跡です。



そしてこちらがガス室跡。
右側の階段から降りて服を脱いでシャワーと称したガス室に送られたわけです。



奥に見えるのは戦後立てられた犠牲者の追悼を祈る碑。（近くまで行きたかったけど中西さんはスルーでした・・・）



こちらは焼却炉近くにある、犠牲者の灰や骨を砕いて蒔いた場所です。



続いて入って左側のレンガで出来た収容棟で数少ない入れる場所を１つ紹介してくれましたが、歩きながらもまじめな話が多い中谷さんでした。



こちらが収容者の寝る場所です。



これは収容者が描いた絵です。
少なくとも絵を描いている場合は死ぬリスクがないと思いながら収容者は描いていたのでは、と中谷さんが言っていました。



バラック小屋はもちろんですが、レンガ造りも崩壊のリスクがあり、このように多くの建物が支えられながら建っていました。



ビルケナウの見学は1時間程度でしたが、中谷さんがいろいろガイドで教えてくださるのは大変ありがたいのですが、一切遊びがないというか（場所も場所ですし、変な意味での”遊び”ではなく、なんというか、雑談とか自己紹介とかも一切無しという意味です。）、とにかく生真面目一辺倒でした。
もともと私の卒論のテーマがアウシュビッツで、生き残るために被害者が加害者になるというのもまさに卒論のテーマだったので、我ながら一般人よりは詳しいほうでありましたが、それでも今回多くを学びました。
一番いけないのはドイツではなく我々含む傍観者だということも中谷さんから教わりました！

今回の申し込んだツアーは16時ごろクラクフ着と書いてありましたが、実際は12:30くらいには戻ってきたくらいですし、強いて言えば30分くらいでもビルケナウで自主見学時間があったらなーと思いました。
（中西さんには言い出せませんでした・・・。また、他に日本人2人組がいたので、ポーランド人ガイドさんにも少し自由時間がほしいと言い出せませんでした・・・。）

ポーランド４ クラクフ旧市街散策

思ったより3時間以上早く12:30にはマテイキ広場に戻った私達は、まずは旧市街を散策します。



バルバカンを通って旧市街に入ります。



それはまさにヨーロッパの街並みです！



少し歩くと聖マリア教会のある中央広場に出ました。14-16世紀のポーランド王国の首都で、日本で言う京都みたいなものですね。



観光地なので馬車もたくさんいます。



中央広場もいいかんじ！



中央広場に面した地下博物館のある建物にはお土産屋がずらりとあり、よくある土産物から陶器やら琥珀やらいろいろあります。私は木箱を購入。



小腹が空いたので（実際私は帰りの車の中でサンドイッチを食べてしまい結構おなかは膨れがちでしたが・・・）、POLAKOWSKIというポーランド料理屋さんに入りました。



なかなかゴージャスな内装ですが、カジュアルなお店です。
メニューはこんなかんじ！（小さくて見づらいでしょうが）

メニューはカウンターで注文してその場で出されるか出来たら取りに行く仕様で、私達はポーランド名物のスープとお肉とほうれん草のガーリック炒めとビールをご注文！



これがズレックというポーランド名物のスープです。
ちょっとすっぱいですが美味しいです。



こちらがお肉とほうれん草。



いただきまーす。
50zlなので1900円くらいでしょうか。美味しかったです！

遅めの昼食の後はまた旧市街を散策し、スーパーでお土産を購入して夕方前に一度ホテルに戻りました。



昨日はやっていなかった屋上バーでまたしてもカンパーイ！
2杯で20zl（750円）です。
ヴァベル城を見ながらのビールは夢だったので、ここでまた一つ夢が叶いました！

ちなみに・・・お客さんは私達だけでした・・・。

ポーランドは案外天気が不安定で、1日に何回か雨が降りました。スコールみたいに降ったりじとじと降ったりと様々ですが、今日もビール飲んでいたら雲行きが怪しくなってきました～。

とりあえず、アウシュビッツの雨は辛かったので、現地がずっと晴れていてよかったです。

ポーランド５ ヴィスワ川クルーズ

18時前に再度散策に出かけました。

ホテル近くのヴィスワ川で観光船が出ているので乗ってみました！
30分コース25zlでいいや、と思いましたが、最後の便で1時間40zlを30zlにすると言われたので、あっけなく即決！今思えば二人で50zlと言っても多分乗れたと思います（笑）



小さいですがなかなか優雅な船！？



いよいよ出発で、乗船場から離れます。




最初は上のデッキにいましたが、雨が降ってきたので1階に避難しました。



お客さんは10名くらいでしょうか。私達以外は欧米人でした。



おおー、船から見る私達のホテルＰＯＬＥＳＫＩさん！



船は適当に回って1時間後に乗り場に戻ってきました。
ま、いい経験ができました！

そして私達は今度は対岸からホテルを眺めようとヴァベル城へ！（そこまでしてホテルを観る必要があるか?と聞かれれば、必要はないんですけどね・・・）



お城はきれいですね！



そして下の写真の真ん中にあるように、ここでも自分達のホテルを拝みました！



ヴァベル城は旧王宮と大聖堂と3構造になっているので結構広くて大きいです。



再び旧市街のほうまで歩くとヴァベル城で写真を撮っていたウェディングドレスの女性が市内でも写真を撮っていました。ヨーロッパは街中でも絵になるからいいですよね！

昼食が遅かったのと私の場合はサンドイッチが胃袋に残っているのと、寝不足で眠くて仕方ないため、夕食というモードでもなくなってしまいました。
お昼にポーランド料理は食べたから夜はいいし、結局夜は早めに寝ることに。



せめてワインを買って部屋で飲もうとしたら、ケバブ屋さんを発見し、思わず購入。



チキンケバブにポテト付という14zl（500円）を買ってみたら、別皿かと思ったらポテトがどーんと上に乗っていました。これを二人で分けて食べましたが、こうやってみると単なるポテトですが、ポテトの下にはお肉があり、その下にはたくさんの野菜！トマトからキャベツからオニオンまでたくさん入っていて、野菜不足にはある意味有難いくらいでした。



もともとホテルに戻ったのが21:30くらいで、ワインも飲んだし、早く寝ようとしても結局0時になりましたが、2日目も無事に終了してよかった！

夜のヴァベル城も美しいです。
このお城ももう見納め。明日はワルシャワに行きます！

ポーランド６ ダヴィンチの傑作を観てワルシャワへ

3日目はお昼の電車でワルシャワに移動します。

まずは8時に起床して昨日食べ損ねた朝食会場へ。
ここでもヴァベル城ビューです！



品数はたいしたことありませんが、昨日美味しかったサンドイッチを真似して作ってみました。パンに興味のないKさんも美味しいと言っていましたが、やはり美味しいです！

12:34の電車に乗るので、あまり時間はありませんが、9時半に出てクラクフ国立美術館へ。
歩いて1キロくらいでした。



10時の開場に待つこと10分。無事すぐ入れました。
入館料は20zlです。常設だけなら10ですが、ダビンチの白豹を抱く貴婦人を見るにはあと10ｚｌ払う必要がありますが、これははっきり言って安い！

絵画好きなら分かると思いますが、白豹を抱く貴婦人はダビンチの傑作の中でもトップクラス！

これが日本にきたらえらいことになります！
日本の場合、2000円払っても2時間以上待って10秒しか見られないオチですからね。



とりあえず、一度に20名までしか部屋に入れさせないというダビンチ部屋にダッシュ！

結果的にはダッシュの必要はなく、1便で入れました。
しかも10分くらいはじっくり見られました。
ガラスケースもなく、リアルに見られました。写真はNGでしたけど。

この部屋はダビンチの部屋と言ってもはっきり言ってこの絵画しかないんですけどね。



入り口にレプリカがあったので、せめてもの、ということで写真を撮ってみました！
本物はこの比じゃありませんが、本当に美しいです。



規模としては大きくない美術館で、他には現代ポーランドアートや中世の家具や軍服が多く、絵画はほとんどありませんでしたが、ダビンチの白豹を750円でじっくり見られただけで、一生の宝になります！

大満足の私（たち）は、その後ホテルに戻り、お決まりのUBERで500円くらいで駅に行きました。



ワルシャワまで再び2時間40分の旅。



行きと同じく今回も満席でしたが、快適にワルシャワ中央駅まで戻ってきました。

駅から今日の宿までは1キロくらいでトラムですぐですが、荷物があるので、ここでもまたUBER登場！400円でラクチン移動です。




到着です！ホテルカンパニール！
外観は古そうですが、中はかなりモダンで綺麗なビジホというかんじです。



ロビー横にはたくさんのソファーと、スポーツバーのようなレストランがありました。



部屋は、ザ・緑です！

大きくはありませんが、十分です。



水周りもばっちり！
クラクフもそうでしたが、ハンドシャワーはありがたいですよね！
冷蔵庫がないことだけが残念でした・・・。

チェックインが16時頃でしたが、荷物を置いて、早速お出かけ。

旧市街に行くのにトラムはまだ使い勝手が分からないので、まずは近くの地下鉄の駅から電車で行くことにしました。



メトロの入り口は大変分かりやすい！



切符の購入はもうばっちりです。20分券の3.4zl（120円）を買います。



改札も近代的です。



とりあえず地下鉄の乗り方はもうばっちり！（その後はトラムの便利さに気づいてもう二度と乗りませんでしたけどね）数駅で旧市街の近くのクラクフ郊外通りに到着です。

ポーランド７ どーんと見せます！美しく復興した旧市街

旧市街から南に1キロくらいのワルシャワ目抜き通りでもあるクラクフ郊外通り入り口に出た私達は、北上しつつ街並みを堪能します。



ショパンのふるさとであるワルシャワにはいたるところにベンチがあり、ボタンを押すとショパンの曲が流れるという粋なはからいがあります！ちなみに、私達がボタンを押したこの椅子は音楽が流れませんでした・・・。




歩き始めてすぐに聖十字架教会があります。写真に見える塔以外はほぼ全面修繕中でビニールに覆われていましたが、中に入ると幻想的でした。
写真ＮＧのためこれ以上見せられませんが、ここにはショパンの心臓が眠っています。入ってすぐ左側の柱にここにショパンの心臓が眠ると刻印されています。
パリで亡くなったショパンが死後は故郷のワルシャワへという意思があり、心臓がここに運ばれたそうです。



再び散策を続けます。ワルシャワは第二次世界大戦で東京大空襲並かそれ以上の破壊を受け、街はほぼ戦後に復興されています。でもヒビの１つに至るまで緻密に復旧された貴重な街です。ポーランド人のプライドと尊厳を感じることができます。



旧王宮までやってきました。ここからがいわゆる旧市街です。



迷子のようになる細い道も趣があります。

ちょっと歩いて旧市街から少し出ると噴水公園があります。



そしてまた旧市街に歩いて戻ります。



旧市街広場まで来ました。よくパンフレットにも出る光景です。クラクフに比べると小さめですが、こじんまりとしてかわいらしい。



有名な人魚さんです。これもパンフレットによく出ていますよね。



旧市街は大きくないので少し歩くとすぐ終わります。



ここは23年前の記憶はほとんどなく、天気もまあまあで素敵な街並みに癒されました～！

ポーランド８ ショパンコンサートにショパンも通った店でdinner

18時開演のショパンコンサートに行きました。



その名もTime for Chopin

事前予約か17時から販売する当日券で席に余りがあれば購入できるもので、運良く当日券が買えました。



お値段60ｚｌ（2300円）



これはまだ始まる前に撮ったもので、券購入後少しぶらぶらして5分前に再度戻ってくると席も増えて満席に。
販売直後に買っておいてよかったです。



これが今日の演目で、Joannaさんというピアニストが今日のご担当！



3割以上は日本人だったと思いますが、18時過ぎにはじまりはじまり～。
観客数は70名くらいでしょうか。
明らかに観光客狙いのショーのため、前説のおじさんは最初から流暢な英語です。

Joannaさんの演奏が始まり、25分くらい経過すると15分くらいの休憩タイム。



ドリンクが1杯出てきました。蜂蜜入りのお酒をもらいましたが美味しかったです。
JoannaさんのCDも売っていました。

そして後半25分が始まり、19時過ぎに無事終了です。
Jannnaさん、ありがとうございました！



音楽はあまり詳しくなく、寝ちゃうかと思ったけど、案外聞き入ってしまいました。
素晴らしい経験ができたわ！

ショパンづいたところで、次はポーランド料理で最後の夕食を演出しましょう。



訪れたのはショパンも通ったというHonoratka（ホノラトカ）

かなり有名でガイドブックにも出ているので、日本人観光お決まりコースなのか、日本人割合も多く、そこだけがちょっと残念でした。ま、私達も日本人なので周りから同じように見られるわけですけど・・・。



入口から素敵なお店です。



お店の中はザ・ショパン！
ショパンを超意識した店です！



メインの大きなテーブル席は日本人が半分はいました。



私達は奥のほうの小部屋に通されてラッキー！
洞窟のような雰囲気のよいお部屋でゆっくりお食事です。

ところで、ショパンも通った店でこんなにショパンだらけだからショパンの曲でも流せばいいのに、何故か無音でした・・・。クチコミだとジャズが流れていた日もあったとか・・・。



気を取り直し、ホノラトカのメニューですが、ショパンメニューというものがあります。



あとは単品でなんでもござれ。
ですが、カツレツはありませんでした。
ここでポーランドカツレツを頼む予定だったので、残念です～。

まずはビール2杯頼んでカンパーイ。
1杯8zlなので310円程度。安いです！



これは付け合せのパン。



こちらはズレックです。クラクフでも食べたけど、こっちのほうがすっぱくて私は好きです！



食べたかったピエロギです！
もちもちして思ったより美味しかった！！



メインはカツレツがなかったのでチキンにしました。



そしてお店の人に勧められた肉に合うというキュウリ。
サワークリームが美味しいです。

以上でお会計1000zl（3700円）
思ったより全然安いじゃ～ん！

どちらかというとここは雰囲気を楽しむところでお値段は高めですが、正直めちゃ安いと思ってしまった～。物価が安いっていいですよね。




店を出るときにはお客さんはまばらになっていましたが、最後までショパンでした！

21:30時頃店を出た私達は流石に暗くなりかけた街並みを南下して歩きました。



幻想的！

そしてトラムに初挑戦です。



切符券売機を探すのに少しだけ苦労しましたが、3.4zlで乗り換えなく1本でホテルのあるところまで戻ってきました！

ポーランド９ 最後もショパンそして歴史勉強でフィニッシュ（＆旅の経費発表！）

4日目はもう帰国日です。3泊でいろいろ詰め込む旅ですが、最終日は15時発のフライトのため、午前中は観光ができます！

というわけで、早起きしてご飯タイム。



カンパニールの朝食はＰｏｌｅｓｋｉよりは種類が多めですが、それでもまあ中級ビジホの朝食という感じですね。



という割にはしっかり食べましたけど・・・。

朝は雨が降っていて一時悩みましたが、結局8時半には外に出て、まずはワジェンキ公園に行ってきました。トラムとバスを乗り継がないといけないのですが、90分乗り放題チケット7zl（約260円）を購入して乗車です。



よく考えたらこのカンパニールさん、トラムのバス停も電車の駅も目の前で、地下鉄も数百メートルくらいであるので大変便利でした。トラムもたくさん走っているし、駅の名前はちゃんと英語でも放送されるし、電光掲示板もあって便利便利！



左がトラムで右が乗り継いだバスですが、同じように見えますよね。
乗っていても、バスは降りる前にボタンを押すこと以外は違いは分からないほど同じでした。



そして9時過ぎにはワジェンキ公園に到着です！やったね！
乗り継ぎ等めんどくさいと思ったけど、雨も今は降っていないし、無事にこれてよかった。

ショパンさん、こんにちはー！



おおー、これがワルシャワ市民の自慢であるワジェンキ公園のショパン像ですね。
よくガイドブックにでてくるバラが咲く時期だともっと綺麗だっただろうな～。



近づいてみました！



顔が見えるようもっと近づいてみました。



後ろのアングルも撮っちゃった！



ぐるーっと一周しました！

続いて私達は再びバスとトラムを乗り継ぎ、今度はワルシャワ蜂起博物館へ。



混むというので10時ちょうどに来ましたが、25zlの入場料を払ってドキドキしながら中に入りました。



そこはテーマパークのような世界でした。

ワルシャワ蜂起では多勢に無勢もあり最終的にドイツに降伏するわけなので決して勝利の博物館ではないのですが、なんというか、ポーランド人の誇りを感じる博物館です。
蜂起軍はもちろんドイツ軍も多くの犠牲者を出していますが、それ以上に民間人の犠牲者数がおぞましく、その後ワルシャワは徹底的に町ごと破壊されます。
画像や写真も多くあり、目を覆うようなものもありますが、それでも命を懸けて戦った英雄達の立ち上がりには敬意を払います。

今でもワルシャワ蜂起の始まった8月1日17時はサイレンと共に1分間すべての人の時を止めて黙祷を捧げ続けています。日本の広島の日と全く同じです。

時間があればオーディオガイドを借りて真剣に見たかったのですが、オーディオガイドを借りると2時間あってもたらないというクチコミが多く、私達は1時間も時間がなかったのでしぶしぶ断念しました。
もし今度行く機会があれば必ずオーディオガイドを借りてじっくり勉強したいです。
ワルシャワに行く人にはオススメの場所です。

こんな感じで最終日午前中まで詰め込んだ予定も終わり、11:30過ぎに一度ホテルに戻って12時にチェックアウトです。
カンパニールさん、お世話になりました。

ホテル前の駅から空港まで4.4zlでいけますが、ちょうどスコールのような雨が降っていたのでまたしてもUBERにしました。（UBERに乗るときには雨は止みましたが・・・）　Uberで空港までチップ入れても800円なので超お得！

15分程度で空港に着きましたが、チェックインとセキュリティで結構並びました。

そしてゲート近くまで来て昼食代わりに残ったお金でビールとポーランドのポテトパンケーキをご注文！



ポテトパンケーキも食べたいものに入っていたので食べられて良かったです。
お味は極めて普通でしたが～。しかも空港だからか高くてビール2つ入れて66zl（約2500円）
ま、それでもお金が1000円弱余っちゃったので、もっと高くてもよかったんですけどね。



エミレーツドバイ行きは少し遅れましたが無事15時過ぎに出発です。



機内食もまあまあ。そしてトランジットのドバイではまたしてもマンゴーアイスクリームをもらいました。いたるところにワゴンが出ていたので、食べたい人は何個でも食べてくださいって感じですかね。



巨大な空港なのでなんだかんだ4時間弱のトランジットもあっという間。10時間近いフライトなので2回もご飯が出ましたが、ついつい和食系に走ってしまうので、同じようなメニューとなりました。とは言え、無事成田に17:30に着陸です！
行きはクラクフまで移動したからかなり疲れたけど、帰りはワルシャワからドバイのトランジットのみなので、まだ気分も楽でした。・・・が、この歳ですし時間ももったいないからやっぱり直行便がいいよな～！

最後に、今回の旅の経費を発表しましょう！

旅工房ツアー代　132,290円（飛行機＆ホテル＆ワルシャワ・クラクフの往復電車）
アウシュビッツツアー　約12,000円
Wifi　約2300円
両替　150ドル（約16500円）

以上、合計163,000円です！

これでもツアーを申し込んでから燃油サーチャージが2回あがって追加で16,000円も払った結果（申し込んだ当初はツアー代は諸税入れて116,000円くらいでした）なので、思ったより追加費用はかかったとは言え、ハワイに行くことを考えるとかなり安いですよね。
これが西側のヨーロッパだったらそうはいかないでしょうけど、物価は総じて安いしポーランド2回目の大変素晴らしい旅行ができました！



おまけで、面白いビールです！なんと、スイカビール！
お味は・・・、ジュースでした！

参考までに、他の物価は・・・
お水50円くらい　缶ビール500ｍｌ約160円～200円、トラムやバスは1回120円。
高いのはトイレだけ！一般的に有料で、1回80円～120円もします！
あと、西洋のスタバやマクドナルドお値段高めで、日本と同じくらいでマックのセットが700円～800円くらいでした～。