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熊野古道、いざ出陣~ [熊野古道 Dec2010]

おかげさまで体調もすっかりよくなり、明日の夜から熊野古道を歩く旅です。

メンバーは①世界の旅人おかーさん②青年海外協力隊出身SNさん③取り柄のない私[たらーっ(汗)]

①と②は初対面!

もともとはSNさんと私で年内に熊野古道に行こう[exclamation]話が出たことから始まったが、気づけば年の瀬で慌てて年内達成に意地となり、誰も行かないような12月にギリギリ決行。
で、おかーさんも熊野古道行きたいと以前言っていたので、誘ってみたら行くと!

こういうbackgroundから、熊野古道に行く日がいよいよ明日となったわけです。

これが・・・・貧乏人は休みは1日しかとれないし、貧乏人なのでかなり苦しいスケジュール

■12/17(金)
   23:30 新宿発夜行バス[バス]で大阪へ (5000円)
■12/18(土)
   07:50 梅田発バス[バス]で田辺へ (2550円)
   11:00 田辺から滝尻へローカルバス[バス]→歩き開始(15キロも!)
   民宿ちかつゆ宿泊 (2食付8550円)
■12/19(日)
   早朝出発
   25キロ歩く (って簡単に書いてるけど歩けるんかね?)
   夕方本宮に着いて、お参り後、湯の峰荘へ (健保使って2食付5875円)
      ※湯の峰温泉は実は名湯[いい気分(温泉)]なそうな。楽しみじゃ。
■12/20(月)
   熊野三山を巡り・・・(さすがに最終日はローカルバス[バス]利用・・・)
   17:00頃 ワイドビュー南紀[新幹線]で名古屋へ (7000円)
   名古屋で手羽先打ち上げパーティでもして・・・
   23:50名古屋発夜行バス[バス]で東京へ (1555円)
12/21(火)
   05:15頃 新宿着 (お疲れ様でした・・・)

なんと過酷な旅でしょう・・・。 (そしてバスばっか・・・[バス]

でも、役割分担を決めて徹底的に調査して予約をした結果、当初予算よりはお値打ちに。特に最後の名古屋→東京のバスはキャンペーンで見つけた1555円only[exclamation×2]
らっきーです[手(チョキ)]
新幹線で帰ろうか悩んでいたおかーさんも、さすがに1555円には負けた模様!

山登りグッズなんてもっていないので、おかーさんにヘッドライトと杖を借ります・・・。
そしてただでさえ足手まといなのに荷物まで多かったら更に迷惑をかけるので、極力荷物を減らす努力に事欠かない・・・。
いずれにせよ、この過酷な旅でみんなの足を引っ張るのは間違いなく私!(威張ってみた)
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古道散策開始 12時間で移動した距離と1時間で移動した距離 [熊野古道 Dec2010]

12/17(金)23:15分新宿エルタワーで集合した3名。
ここで早速事件が・・・[がく~(落胆した顔)]

なんと、SNさん風邪・・・。朝から熱があると。なのに仕事に行って、22時半まで仕事してそのまま来たとな・・・。かなりしんどそう・・・[もうやだ~(悲しい顔)] とても心配です。

本人はとりあえず行ってみるというので、無理しないようにと言いながら、誰がどう見ても過酷な旅を始めるしかない私達・・・。

12/18(土)
06:45頃梅田に到着
おかーさんはよく寝たらしい。私もぼちぼち。SNさんも寝て大丈夫とは言うが、もともと我慢強い人だけに体調が気になる・・・。
到着したのが大阪支店のすぐそこなので、場所は分かるが(一方、大阪の大学に行っていたSNさんはほとんど大阪の記憶がないらしい・・・)、7:50のバスまで時間があるので、適当に朝ごはんを食べようとその辺の喫茶店に入り、パンを食べましたー。
20101218 001大阪・田辺バス2550円.jpg
07:50 桜橋口のJRバス乗り場から紀伊田辺に向かってバスに乗ります。
SNさんは寝ていますが、やっぱりちょっとしんどそう・・・。

よく考えたら和歌山はめちゃ久しぶり。

途中休憩を挟み、10:30に田辺駅に到着。
20101218 005田辺駅.jpg20101218 004田辺駅.jpg
古道入口の滝尻へ行くローカルバスは11:15出発なので、駅前の観光案内所で情報収集。スタッフ(ほとんどご老人)が5名以上いるのにお客さんはいません。
みなさんめちゃめちゃおしゃべりで、めちゃめちゃ親切です。

この先も多くの和歌山県民とお話をしますが、みなさん本当におしゃべりで親切。
20101218 008明光バス930.jpg20101218 009滝尻.jpg
そしていよいよ小さなローカルバス(930円)に乗り込み、30分くらいで滝尻に到着!

SNさんが事前に弁当を予約しておいてくれ、バス停に弁当屋さんが車で届けてくれました。SNさん賢い!今熊野古道はオフシーズンで観光客が誰もいないため、数少ないお店も全部クローズ。ここで弁当を発注していなかったら夕食までご飯抜きだったに違いない。

時既にお昼12時。この12時間で東京~滝尻まで何百キロと移動したことになります。そして今から徒歩で40キロ先の本宮大社に2日もかけて歩くわけです・・・。

熊野古道はいくつかルートがありますが、我々のは一番メジャーな中辺路ルート。
メジャーだけど、オフシーズンで誰も人がいません・・・。
20101218 011滝尻.jpg20101218 012滝尻.jpg
無料杖もおいてありましたが、私にはおかーさんから借りた立派な杖があるから大丈夫!
とにかく心配なのはSNさんだけ。

SNさんは今日の行程15キロをとりあえず歩くというので、いよいよ出発。(どきどき)
20101218 013滝尻.jpg20101218 014滝尻スタート.jpg
この「起点」というのがポイント。
今から歩く中辺路コースはここ滝尻王子を起点とし、500メートル間隔でカウントアップされます。
本宮はNo75。遠いなあ・・・。がんばろう・・・。
20101218 015滝尻.jpg20101218 016看板.jpg
この500メートル間隔の看板だけでなく、古道には要所要所で案内板があり大変便利。
そういう意味では観光地化されており、迷子になることはありません。
20101218 017古道.jpg20101218 018乳岩.jpg
いきなりの急な坂を上ること20分くらい・・・かなりしんどいです・・・。ぜえぜえ・・・
そしたら変な岩を発見。

古道散策の面白いところは、富士山と違ってちょくちょくいろんな王子や見所があるということでしょうかね。ここは乳岩と言われるところらしい。
20101218 019古道.jpg20101218 020不寝王子.jpg
急な坂というのは苦しくて写真も撮れないので、写真は平坦な道が多いですが、とにかくこの最初の滝尻からの坂は今でも忘れられない難関!で、やっと不寝王子に到着。
こんなにがんばったのにまだ開始500メートル。(絶句・・・[もうやだ~(悲しい顔)]

風邪ひいているSNさんでもがんばっているんだし、ここで諦めたら女も廃るので、古道歩きを続けます。(まだ始まったばかりだけど)
20101218 021展望台.jpg20101218 022展望台.jpg
やっと坂が終わり、「めしもりやま」と読む飯を盛った山!?の展望台付近に到着。

ここで一度お昼休憩。
40キロ中、まだたった1.5キロだよーーー・・・。とほほ
20101218 023弁当.jpg20101218 024弁当.jpg
SNさんが頼んでくれた古道弁当は、和歌山名物だらけでした。これでお茶もついて800円で名物がどっさり入っているのならかなり価値は高いと思う。

お弁当を食べながら、改めて考えてみる。
12時間で東京から和歌山まで進んできたのに、滝尻から1時間で、たった1.5キロしか歩いていないことを・・・。

とにかくSNさんの体調がどうか持ちますよう・・・。
(続く)
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展望台~近露 なんとか歩いた15キロ [熊野古道 Dec2010]

20101218 026看板.jpg
お昼をたっぷり食べてそれなりに元気になったので、再び古道歩きを再開。
最初の急な登り坂に比べたら、まだ楽な道を1時間ほど歩きます。
1時間歩いても進んだ距離はたった2キロちょっとだけど・・・。
平地で1時間歩いたら4キロ歩けるのに、それだけ山道というのは侮れないということです。

20101218 029高原熊野神社.jpg20101218 028高原熊野神社.jpg
そして到着、高原熊野神社
樹齢1000年くらいの大木がお出迎え。いにしえを感じるなぁ・・・・。

ここはほんの少しだけ民家があり、無料休憩所があったのでトイレ休憩に寄ってみたら、やっぱりご老人の方々が大変親切にしてくれました。
そして、暗くなるから急ぎなさいという忠告まで。
うーん。今14時で日の入りまであと3時間。それで10キロちょっと進むのはきついなあ。

とにかく急がないといけないので、急いで出発しました。
20101218 031古道.jpg20101218 032古道.jpg
山道の木が深い場所に行くと、昼間でもかなり暗く感じます。
がんばろう・・・。
20101218 033古道.jpg20101218 034古道.jpg
山道をずーっとずーっと進んでいく。
途中大門王子十丈王子と通るが、ほとんど跡地で説明書がある程度。でも流石世界遺産だし、全部英語でも説明されています。
まあこんなシーズン、山道では外人どころか日本人にすら会わないけど。
20101218 036看板20.jpg
2,3時間くらい歩いたところで、No20発見[exclamation]
10キロ歩いたということだ!あと約5キロ・・・。

がんばれ私。がんばれSNさん。
(おかーさんはエールを送らなくても平気でしょう)

特に何もない大阪本王子を超えると、次に目指すのはゴール間近の牛馬童子像
20101218 037古道.jpg20101218 038古道.jpg
とうとう真っ暗になってしまいました。
おかーさんから借りたスーパーヘッドライトを装着!
これがまたすごい機能だらけで全然使いこなせませんっ。

予約した民宿のおじさんが心配するので、SNさんが電話で一報を入れていました。
もちろんソフトバンクは圏外のため、ドコモユーザーがいるのは心強いです。
20101218 039牛馬童子.jpg
そしてNo24らへんの牛馬童子像に到着。
え?こんなにちっちゃいの?
周りが真っ暗というのも手伝い、ガイドブックで見る面影もないくらいちっちゃい・・・。

SNさん苦しそう・・・。
あと1.5キロくらいで宿に着くからがんばろう。
がんばろうとしか言えないんだけどね・・・。

12時に滝尻を出て、今時刻は18時。
やっとやっと近露の民宿ちかつゆにご到着[演劇]
20101218 041民宿ちかつゆ.jpg20101218 040民宿ちかつゆ.jpg
部屋に入った瞬間、倒れるように崩れるSNさん。
かなり熱もあるようで、翌日の25キロチャレンジは断念を決めたSNさん。でもこんな体調の中、ここまでよくがんばったよ!立派だよ!
20101218 042民宿ちかつゆ.jpg
宿担当のSNさんが民宿ちかつゆを予約してくれたのは、[いい気分(温泉)]があるから。
この民宿は併設する温泉があり、宿泊客は無料で入れます。
これがまた近年稀に見るほどのヌルヌル温泉!
いや、こんなにヌルヌルなのは人生初!
少しぬるいけど、疲れた身体に温泉は最高。

お風呂に入り、夕食タイムがやってきました。
20101218 043民宿ちかつゆ鍋.jpg20101218 044民宿ちかつゆ鍋.jpg
温泉鍋というヌルヌル温泉が入った鍋が出て、あまり感情を表に出さないおかーさんも美味しい美味しいとかなり嬉しそう!確かに美味しかったです。
20101218 045民宿ちかつゆ.jpg20101218 049民宿ちかつゆ.jpg
ほかにも美味しい川魚のフライや刺身や和歌山といえば梅干となんでも出てきて、民宿の割にはたいそう豪華なご飯です。

そして私が楽しみにしていたのが、鮎飯。
20101218 046民宿ちかつゆ.jpg20101218 048民宿ちかつゆ.jpg
これはかなりの絶品!
ひつまぶしみたいに最終的には混ぜ混ぜして薬味を混ぜて出来上がりというもので、ご主人が明日の行程のアドバイスをくれながら作ってくれました。

いやー、美味しかった。

SNさんは明日断念するので、私とおかーさんの二人で明日は25キロがんばります。

食後はSNさんはすぐ寝、私は再度ぬるぬる温泉に入り、テレビも見ずに22時過ぎには就寝。

SNさんが明日にはよくなりますよう・・・・。
(続く)
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近露~三越峠 半殺し団子を食べ損ね、峠を3つも越え・・・ [熊野古道 Dec2010]

今日は7時に出発するため、6時に起きて朝ごはん。
20101219 001民宿ちかつゆ.jpg20101219 002民宿ちかつゆ朝ごはん.jpg
民宿ちかつゆの朝食は質素ですが、たっぷり栄養をつけておきます。

民宿だしバストイレはもちろん共同だけど、総じてよかったです。
どこの民宿も大体8500円くらいらしいが、ここは8550円でヌルヌル温泉付だしー。

やはり体調不良のSNさんを民宿に残し(彼女はバスで今日の宿泊先へ)、おかーさんと私は二人で出発。ちょっと寂しいですが、SNさんがその分回復することを祈ります。
20101219 003民宿ちかつゆ.jpg20101219 004民宿ちかつゆ.jpg
ありがとー、民宿ちかつゆー。行って来ますー。

さて、今日の行程は25キロ。
宿のご主人は、距離は長いが昨日よりは高低さもなく、コンクリートが半分くらいだからそんなに苦じゃないと。果たして・・・。
20101219 008古道スタート.jpg20101219 006近露王子.jpg
この民宿が何件かある唯一!?の繁華街近露の主要道路ももちろん「熊野古道」。
最初に近露王子を拝んでおきます。
20101219 009古道.jpg20101219 010古道.jpg
コンクリートは楽だと考えていたが、開始2,3キロはコンクリートとは言えすごい登り坂。
正直、宿のご主人を恨みそうになりました。。。

そんな中、継桜王子に到着。
20101219 011継桜王子.jpg20101219 013継桜王子.jpg
ここにも古い大木が~。いいねえ。
20101219 015とがの木茶屋.jpg
この継桜王子にとがの木茶屋というどんなガイドブックにも載っている茶屋があるのですが、ここの「半殺し団子」と呼ばれる300円の団子を食べるのをおかーさんと楽しみにしていました。

そしたら・・・、もれなくお休み・・・。

オフシーズンの辛さを味わうわけです[ふらふら]

20101219 017古道.jpg20101219 018看板37.jpg
残念だが仕方ないのでまた歩き始めます。
No37へ到着。
私の歳と同じ。そして本宮があるNo75まで昨日から計算してちょうど半分の地点!

昨日の分を足してもまだ半分か・・・。この進まなさにちょっとしょぼん[もうやだ~(悲しい顔)]

コンクリートの道が終了し、山道に入ります。
20101219 020古道.jpg20101219 021看板44.jpg
峠を2つ越し、ゾロ目のNo44まで着ました。
はあ、峠って大変・・・っ[ふらふら]
でも、こんなに大変だったら、SNさんが断念してよかったと思う。
20101219 023古道.jpg20101219 025岩神王子.jpg
たいした名所がない中、岩神王子というところまで着ました。
ここからしばらくは谷川沿いのやや楽なルート。
20101219 028古道.jpg20101219 029古道.jpg
ふう・・・っ。ずっとこんな道だったらな・・・。
20101219 032湯川王子.jpg20101219 031看板50.jpg
気づけば湯川王子&No50のスポットへ。
今日の行程のちょうど半分ー。あまり計算すると辛いからもう計算はやめよう。。。

そして3つ目の最後の峠でふらふらになって峠の上まで来ると・・・。
20101219 034三越峠休憩.jpg20101219 035弁当.jpg
宿のご主人に言われた三越峠でランチ休憩。
お弁当も民宿に作ってもらった600円のおにぎり弁当!(&みかん)
普段あまりみかんを食べないが、何故かここで食べるみかんは美味しい。

時間は予定より少しだけ遅めの12時くらい。でも死ぬほど悪いペースではない。

あと10キロちょっとで本宮だ~。(足がかなり痛くて重たいよ・・・[ふらふら]
(続く)
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発心門王子~本宮前 気合で歩く最後の10キロ [熊野古道 Dec2010]

20101219 036看板55.jpgご飯を食べてしばらく峠を下ると、No55地点に。
あと10キロだ・・・。
(計算はやめたと言いながらつい計算を・・・)
まずは3キロ先の発心門王子を目指して歩きます。正直かなりしんどくなってきたー。

(おかーさんはまだまだ平気そう・・・さすが・・・)

20101219 038古道.jpg20101219 040古道.jpg
峠は3つ全部越したので、あとはそんなに急な坂はありません。
が、かなり疲れているし足が痛いので、つらいことには変わりなし。。。
20101219 043猪鼻王子.jpg20101219 044古道.jpg
猪鼻王子(へんな名前)まで来たので、発心門まであとわずか。
20101219 045看板60.jpg20101219 048発心門王子.jpg
No60も越して、いよいよ発心門へ。。。
20101219 047発心門王子.jpg20101219 049発心門王子.jpg
ここから残り7キロはコンクリート道が多く、熊野古道ちっくを味わう人はここから本宮まで歩く人も多いとか。体調不良のSNさんも近露からここまでバスで来て、7キロはがんばって歩いて本宮まで一人で行ったそうです。(そして早めに宿に着いて休んでいる)
20101219 060看板.jpg20101219 058路上販売.jpg
ところで、山道もそうだったが、分岐点には熊野古道じゃないよ看板もあったりするので、とても観光客フレンドリーな中辺路ルートです。
よく分からない無人販売もでてきました。
20101219 063看板66.jpg20101219 065路上販売.jpg
ゾロ目シリーズも最後のNo66。ゴールNo75まであと5キロ。
記念に無人販売でみかんを買いました。
20101219 067古道.jpg20101219 068古道みかん.jpg
ここまでくると結構都会です!(携帯の電波は相変わらず入りませんが・・・)
みかんっぽい木もありますー。
20101219 064古道.jpg20101219 069看板.jpg
看板にもとうとう「本宮」までの表示もでてきましたー。
20101219 071古道.jpg20101219 073看板70.jpg
時には茶畑も通り、そしてNo70!
20101219 074三軒茶庵.jpg20101219 076看板73.jpg
あと2.5キロがこれまた近くて遠いのだが、三軒茶屋跡というとこを通って進みます。
20101219 079看板74.jpg20101219 078見晴台.jpg
本宮まであと1キロちょっとという中、鳥居がおがめるという寄り道ルートまで行っちゃう私達。
この頃から、おかーさんが自分の杖を私に貸してくれました・・・。
20101219 080看板75.jpg20101219 081祓所王子.jpg
ついにNo75通過[演劇] へろへろです・・・[ふらふら]
おかーさんはおばーちゃんみたいだと言うが、反抗する元気もないっす・・・。

No75のすぐ先にある祓所王子を通ったあとは・・・。
(続く)
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感極まる熊野本宮大社・・・そして湯の峯荘 [熊野古道 Dec2010]

20101219 083熊野本宮大社.jpg20101219 084熊野本宮大社.jpg
祓所王子を越してゴールの目的地である鳥居を一つくぐります!
そこで終わりかと思い感動する準備をしたのに、また階段だ・・・[もうやだ~(悲しい顔)]
でも、人間の気合というのはすさまじく、最後の最後まで私はがんばりました。

そして・・・。

平成22年12月21日 午後4時30分ごろ・・・

20101219 086熊野本宮大社.jpg

うるうるうる・・・。感動して泣くのはタージマハル以来です。
タージほど大粒の涙系ではないが、とにかくうるうるうるうる・・・・。(自分に感動しているだけ)

20101219 089熊野本宮大社.jpg20101219 087熊野本宮大社.jpg
やたがらすを見て、お参りをします。
ちょうどお賽銭の集計をしていたところでした。
さすがの私もここでは奮発し、お賽銭をチャリン!(奮発のわりにはチャリンなんだけど・・・)
20101219 090熊野本宮大社.jpg20101219 091熊野本宮大社.jpg
パワースポットでパワーをもらうどころかへろへろになっているが、とにかく感動の本宮。

   が・・・、
20101219 094熊野本宮大社.jpg20101219 095熊野本宮大社.jpg
どうやら裏口から入ったらしく、外に出るのに階段を下りなければならない。
もう日も暮れ、1段1段時間をかけて下るしかないおばーちゃんな身体の私・・・。
かなりおかーさんを待たせたのでは、と思います。

とは言え本宮様、ありがとうございました!
そして私はやり遂げました!40キロ歩けたのですー[手(チョキ)]

先にチェックインしているSNさんに会うため、今日の宿である湯の峯荘に電話して、本宮前まで迎えに来てもらいました。
20101219 096湯の峯荘ロビー.jpg20101219 096湯の峯荘.jpg
民宿じゃないので、普通の旅館です。元は企業か団体の保養施設だったとか?

夕食前にはもちろんお風呂。
SNさんはまだ体調がイマイチなのでお部屋で留守番し、おかーさんと風呂へ。
20101219 099湯の峯荘.jpg20101219 100湯の峯荘.jpg
露天1、内湯2ですが、無料の貸切家族風呂も2つあります。
20101219 102湯の峯荘貸切風呂.jpg20101219 101湯の峯荘貸しきり風呂.jpg
その貸切のうちの1つである「くすり湯」というのが超硫黄泉ですごく効いた!
ここもなかなかの湯であります。

20101219 104湯の峯荘夕食.jpg20101219 105湯の峯荘夕食.jpg20101219 106湯の峯荘夕食.jpg20101219 107湯の峯荘夕食.jpg
お風呂の後はもちろんご飯ですが、質素な精進料理と聞いていたが意外に豪華でした。
梅酒が美味しかった~。

ご飯のあと、みんなで1回、その後みんなが寝てから一人で1回と計3回入浴。
22時から男&女が入れ替わりになるので、またちょっと趣向の違う内湯&露天を堪能。
20101219 108湯の峯荘温泉.jpg20101219 109湯の峯荘温泉.jpg
やっぱ何かを達成した後のお風呂って最高っすよね!

でも・・・、毎日3食しっかり食べているからか、2キロも太っており、超ショック・・・[がく~(落胆した顔)]
(続く)
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湯の峰温泉街チラミと熊野速水大社へ~ [熊野古道 Dec2010]

20101220 001湯の峯荘朝食.jpg20101220 002湯の峯荘.jpg
湯の峯荘の朝食は豪華でした。
温泉粥もでてきましたが、まさに硫黄テイスト!

SNさんも少しよくなってきたようなので、最終日の今日は3人で大社めぐりをします。
さすがにもう歩けないのでバス移動ですけどね。

宿がバス停まで送ってくれたので、湯の峰温泉郷をバスが来るまで散策。
20101220 003湯の峰温泉.jpg20101220 005つぼ湯.jpg
情緒ばっちり。右のつぼ湯は小栗判官が蘇生した場所と言われ、日本最古の共同湯とな。
利用料は30分750円だけど、先客有。時間があればトライしたかった。
他の場所もそうだけど、やたら「世界遺産」と書いてあります。
20101220 005湯の峰温泉.jpg20101220 007湯の峰温泉 源泉.jpg
右の源泉が湯の峰荘にも引かれている源泉。90度也。

熊野交通のバスに乗り込み約1時間(1500円)、熊野速玉大社へ!
20101220 009熊野速玉大社.jpg20101220 010熊野速玉大社.jpg
ここは階段もないし、足が棒の私にはぴったりです。
パワースポットらしい堂々たる構え!
20101220 012熊野速玉大社.jpg20101220 013熊野速玉大社.jpg
20101220 014熊野速玉大社もうで餅販売.jpg
熊野三山でしか買えない名物のもうで餅が大社入り口で売っていました。
試食したけど美味しかったー。
でも9個入りの販売なので購入は断念!
おかーさんは買っていました。

20101220 015熊野速玉大社.jpg20101220 017熊野速玉大社.jpg
いや~、いいっすね。元気になります。
20101220 019紀伊勝浦駅.jpg20101220 021紀伊勝浦駅.jpg
参拝後、再度バスで勝浦駅へ。
思った以上に何もない駅です。
そして・・・、
20101220 021勝浦街中.jpg20101220 022勝浦街中.jpg
勝浦と言えば、というか、那智といえば那智黒
東海地方出身の私はもちろん知っていますが、おかーさんは知らなかったとな。
懐かしい味に思わず購入!そしてこの旅ですっかり好きになったみかんも購入!
この街はどこに行っても那智黒だらけ。

さてさて、またまたバスに乗り換え、那智大社へ向かいます。
私の足はかなりパンパンだが、がんばって大門坂から歩くことに。
ひたすら階段の旅です・・・。
20101220 025大門坂.jpg20101220 026大門坂.jpg
階段さえなければ、この情緒に酔いしれたことでしょう。
20101220 027夫婦.jpg20101220 030大門坂の王子.jpg
この夫婦の大木前で初めて3人での記念ショット。
最初で最後の3人での写真・・・。
ちなみに、散々見てきた王子シリーズはここにも1つあります。
20101220 031大門坂.jpg20101220 035大門坂.jpg
おかーさんとSNさんがどんどん離れていく~[ふらふら]がんばれりぶのすけ。

大門坂を登れば那智大社に着くわけではなく、ここからがまた問題。
500段近い階段を登らなければなりません[ダッシュ(走り出すさま)]
20101220 036那智までの階段.jpg20101220 037那智までの階段.jpg
よいしょ、よいしょ・・・。
しんどいなぁ・・・・。
150段くらいあがったところにあった茶屋でお昼ご飯&休憩をします。
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おのお滝うどんはちょっと変わった味。500円。
でも食べながら那智の滝が拝めるという素晴らしい特典付!

サービスでついたくず餅が美味しくて、思わず購入。(おかーさんはなんと2つも!)

さて、あと300段強がんばろう・・・[もうやだ~(悲しい顔)]
(続く)
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最後の熊野三山観光と名古屋飯でフィニッシュ! [熊野古道 Dec2010]

お昼を食べて、残りの階段をがんばって登る・・・。ぜえぜえ・・・。
20101220 042那智までの階段.jpg20101220 043やたがらす.jpg
さすが観光地でいろんな店があるんだけど、やたがらす屋にはびっくり・・・。
20101220 046那智大社.jpg20101220 049那智大社.jpg
引き続きがんばると・・・、おっとー、やっと到着!熊野那智大社
20101220 050那智大社.jpg20101220 051那智大社.jpg
ところがまた階段が・・・、でも登りきると素晴らしい景色と大社がお出迎え!
20101220 052那智大社.jpg20101220 053那智大社.jpg
ほんと、がんばった甲斐があったよ・・・。
那智大社も威厳なる装いだが、やたがらすが軽い風味にブレンドしているような・・・(←われながら、なんと陳腐な表現でしょうか!)
20101220 059青岸渡寺.jpg20101220 060青岸渡寺.jpg
続いて、となりの青岸渡寺
個人的にはこちらのほうが好きです。
20101220 062三重塔&滝.jpg20101220 066三重塔.jpg
お寺見学後、これまた有名な三重塔と那智の滝をダブルで見に行きます。
三重塔は200円で上まで上がれるため、もちろんあがってみました。
20101220 067那智の滝.jpg20101220 069那智の滝.jpg
那智の滝もきれい。春だともっと水量が多いんだろうな~。
20101220 076那智の滝.jpg
帰りのバスまで少し時間があるし、もっと滝を近くで見たいとみんなに欲が出て、またまたがんばって滝に最も近い飛龍神社まで出かけることにしました。

私はこれ以上の階段はしんどかったけど、一人留守番もつまらないし、みんなでがんばることにしました。

140段の階段を・・・・
苦しいが登りました・・・[たらーっ(汗)]

20101220 071那智の滝.jpg20101220 072那智の滝.jpg

こんなに美しいとがんばってよかったと思います!

いやー、満足満足[わーい(嬉しい顔)]

でも、ぜえぜえ・・・。



かくして、予定していた全日程を終了し、バスで勝浦駅まで戻り、17:07発の名古屋行きワイドビュー南紀に乗り込みました。(今回唯一の電車で移動最高額の7000円!)
20101220 077ワイドビュー南紀.jpg20101220 078ワイドビュー南紀.jpg
自由席でもガランガラン・・・。
20101220 079熊野古道ビール.jpgSNさんの風邪とかトラブルはありましたが、一応全員怪我もなく、無事旅を終了できるということで、熊野古道ビールで乾杯!
これがイギリスのエールビールのような濃厚な味わいで、私も好きだが、おかーさんがもっとも好きそうな味。もっと買えばよかったよ・・・。

飲んだら寝るのですが、私はよくやる旅の復習編に燃え、SNさんの本を読みふけり、特に小栗判官の物語に釘付け!寝ろよ、と言いたい・・・。

21時前に名古屋に到着し、愛知出身として、関東人2名をつかの間の名古屋名物堪能の旅に連れて行きました。旅と言っても2時間半しかないし、駅前で食べるだけですけどね。
20101220 080矢場とん.jpg20101220 081矢場とん.jpg
まずは矢場とん!おかーさん、味噌カツ初挑戦!(味は普通だったらしい~)
20101220 083風来坊.jpg20101220 082風来坊.jpg
そして2件目が風来坊!手羽先の店です。世界の山ちゃんは東京にもたくさんあるし実際よく行くから、風来坊も有名なので、ここに決定。

名古屋名物を食し(だからまた太るんだよなー)、23:50発の1555円バスで東京へ。

タイ→カンボジア→ベトナム旅行もびっくりな無謀な挑戦と思われたこの熊野古道旅。

出発時にはKさんから「諦めるのも英断!」という励ましメールまでもらったが(富士山のときは「途中棄権は恥ではない」メールをもらったな・・・)、なんとか達成しました[手(チョキ)]

よかったよかったー。

おかーさんは次は小辺路ルートだな、と早くも張り切っている模様。恐れ入ります・・・。

(おしまい!)
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おまけ 古道で見つけたいろんなもの [熊野古道 Dec2010]

熊野古道にもいろんなアトラクティブなものがあります。
20101219 055古道人形.jpg20101219 057古道人形.jpg
ちょっと怖いけど、生々しい人形が路上にいたり・・・。

20101219 016古道.jpg



ちょっとかわいらしい!?少年も・・・。
ぽっ[揺れるハート]




20101219 022看板.jpg20101219 050看板.jpg20101219 053看板.jpg
大好きな看板シリーズ。かなりかわゆい。
一番最初に見つけたのが左の看板で、何に注意か最初わからなかった~。
左と右のはよく見ると動物の格好は一緒ですが、文言が違います!(おしゃれー[exclamation&question]
20101219 066古道変な店.jpg

看板と言えば・・・、
こんなものまで[exclamation]
無料で宿泊できます。
おそらく駐車場を開放しているだけか、とは思いますが、愉快です。
(かなり笑った[わーい(嬉しい顔)]


20101218 010滝尻.jpg20101220 018熊野速玉大社.jpg20101220 047那智大社.jpg20101220 075那智の滝.jpg
こちらは世界遺産シリーズ。
とにかくいたるところに「世界遺産」の文字が。
日本人がいかに世界遺産好きかがよく分かります。外国人は世界遺産という言葉にはあまりひっかからないしね。私も遺産好きだが、これは正直若干やりすぎだと・・・。
20101220 057那智大社.jpg20101219 093熊野本宮大社.jpg
昨今の神社はお守りもデジタル化!
携帯に絡めたお守りシリーズ。クリーナーとは斬新な・・・。

20101220 045きんさんぎんさん.jpg
でももっとも傑作だと思ったのが、このきんさんぎんさん。
懐かしいよ~!
一体いつからこの看板があったのでしょうか?
お二人が他界されてもう何年もたっているけど。

いやー、日本は平和だな!
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