Paris1日目 7年ぶりのルーブル

行ってまいりました。遠くフランスのパリまで～。

行きはエティハド航空（ということはいろいろあって帰りの航空会社は違います）でアブダビ乗り継ぎ。行きは至って順調！

ちなみに、私と母親の荷物は二人で約1週間も旅行をするのに、愛用のクッキーモンスター一つのみ。

右の写真は私と二人で使ういろんなものがはいっていますが、がらんがらんです。
これに母親の着替えと、ペットボトルのお茶を2リットル分入れても12キロ程度。
なんてお手軽コース！

さて、アブダビでは4時間乗り継ぎ時間があり、ドバイと同じくリクライニング椅子が時々あるので、場所取りに精を出します。
母の場所は結構すぐ見つけられました。

お休み用にエティハドのふかふか毛布を借りて、次のフライトで返却しようとせこいことを考えていたところ、同じことを考えている人が多くいて、周りはシマシマの毛布だらけ～！

そんなかんだで、初めてのドゴール空港に定刻到着しました。
午後１５時です。

空港から市内はいろいろ行き方があるのですが、私達はロワシーバスを選択。
一人１０ユーロ（約１３００円）でオペラ座まで行けます。
なんだかんだ１時間かかりましたが、まだパリは夕方前。

パリという街は私の苦手とする構造をしており、道が放射線状に走っているため、どこを歩いているのかさっぱり分からなくなります。
オペラ座からホテルまでは地下鉄で３区、歩いても１５分程度ですが、結局さっぱり方向が分からないのでおとなしく地下鉄に乗りました。

７号線のCADET駅を降りるとすぐそこにホテルがあるはずですが、これがなかなか分からない。方向音痴を嘆きます・・・。



地図をひっくり返しながらなんとかたどり着いた（ほんとに駅からすぐだったのですが）のが、こちらのトゥーリン。
３つ星ですが、結構人気があります。（日本人がたくさんいるけど）



まあなんの変哲もない普通のホテルですが、水周りは新しくきれいだし、ハンドシャワーだし、結構快適でこれはそこそこ人気があるのも納得。

少しホテルで休んだ後、今日は水曜日でルーブルが21:45までオープンしている日のため、夕方から早速ルーブルへ出かけました！



ただいまー。変わっていませんね。
変わったのは入場料くらいでしょうか。一人１２ユーロ。



以前も見た懐かしいシリーズを再び拝みます。
ルーブルは母親は２回目だけど、私はかれこれ４回目かしら？

残念だったのが、サモトラケノニケが修復中で見られなかったことかな。



しかしルーブルは本当に大きく、迷子になっている時間が長かったような気がします。３つある翼から移動できなくなると、まずは長いこと歩いてプラミッド下の入り口に出たりと。。。途中で窓から中庭っぽいのを眺めるといかに大きいかが分かります。



毎回必ず観るナポレオン戴冠式や、アングルを拝み・・・。

いよいよモナリザです。



人々が群がっていますが、もう夕方なので混雑具合はたいしたことないでしょう。
水曜日の夕方は穴場ですね。
あ、スリのプロがいるらしいので、モナリザ観賞の際はみなさんお気をつけ下さい～。



その後もかなり疲れましたが狙っていた絵画を鑑賞し・・・



20時半頃、暗くなりかけた外をふと見るとこんな美しい光景が！
（窓ガラスに反射する絵画さえなければ～）



他にも、どっかの部屋からは凱旋門とエッフェル塔も見えました。
２１時くらいまで観賞し、へとへとになってガラスのピラミッドの下から外にでました。

もうすっかり日も暮れましたが、やっぱりきれいですね。
さすが世界の美術館の最高峰の一つ。
しかしでかいなぁ・・・。

とは言え、母親が滞在中に行きたい場所を全部制覇するには、この初日にルーブルに行っておくのがプラン的に一番よかったので、初日目標達成です！

Paris2日目 モンマルトルの丘と改装後のオルセー

二日目の今日はオルセーとオランジュリーに行くという命題があるのですが、折角ホテルから徒歩15分くらでサクレクール寺院があるモンマルトルに行けるため（便利な場所にホテルがあったもんだ）、朝食前にモンマルトルにお散歩に行くことにしました。

ところが、サマータイムも終わりがけの9月、夜は比較的遅くまで明るいですが、その分朝は7時でも暗いです～。
というわけで、先に朝食を食べました。

フランスのホテルの朝食はイギリスと違って期待しない主義ですが（高級ホテルは除きます・・・）、トゥーリンの朝食も鉄則の通りです。でも1品だけホットミール有。



朝食後、モンマルトルまで歩きます。



丘というからには坂が多いですが、いい趣！



サクレクール寺院まで登ってきました！
いやー、気持ちいいです。
初めてのモンマルトルの丘！



サクレクール寺院を正面から見るとこんな感じです。



寺院から眺めるパリ市内です。パリって結構小さいんですよね。山手線の内側がパリのメイン市内らしいです。



観光客がたくさんいたので写真をいろいろ撮っていたら、気づいたらもう9時半。
やばい、散歩程度のつもりだったのに・・・。
早くオルセーに行かないと混んでしまう！



上り下りにはロープウェーみたいなのがありますが（地下鉄回数券で利用可能）、私達は折角徒歩で登ってきたので徒歩で下りました。

そしてちょうど10時に地下鉄に乗り、オルセーに向かいます。



オルセーは2年位前に大改造を終えたばかりなので、かなり期待！
もともとルーブルよりオルセーのほうが好きだし！
10時半くらいに到着しましたが、幸いほとんど並ばず入れました！

オルセーの入場料ですが、どうせオランジュリーに行くので、セット券16ユーロのを買いました。



写真OKなのはエントランスだけですが、ぱっと見どこを改築したのかわかりません。
でも、見学をすると変化に気づきます！
ルーブルとは違って、非常に見学しやすい構造になっており、光の効果を用いて絵画が尚のこときれいに見えます。いやー、満足満足！

ちなみに、このオルセー内のレストランで昼食を食べる予定でしたが、母が朝食時より具合が悪くなってしまい（逆流性食道炎の再発）、ご飯は食べられず。母が早くよくなりますよう。。。

＜おまけ＞
母が書いた絵葉書を出すためにモンマルトルの郵便局に行きました。局員さんがとってもいい人で、95セントの切手を5枚買ったところ、2枚記念切手をくれました！というわけで、7枚も出せることになります。
というか、こんなことってあっていいのかな・・・。

Paris2日目 オランジュリー＆ノートルダム

オルセーを出たのは14時くらい。
私は少しお腹が空きましたが、まあまだ平気かなという程度で、それよりも母が心配。
母は食べられないけど観光はできるというので、引き続き観光に出かけました。



オルセーを出てオランジュリーに向かうには、セーヌ川を渡ります。
セーヌ川の橋から眺めるオルセーもいいですね。



川を渡り、チュイルリー公園を通りながらオランジュリーに向かいます。
結構ジョギングをしている人たちがいましたー。
母も調子がよければ走りたいことでしょう～。



そしてオランジュリーに到着！
ここには巨大なモネの睡蓮があり、それ目当てです

睡蓮は写真NGで残念。
でも母は満足していました。



他にも印象派を中心とした巨匠達の絵画がいくつもあり、規模もそれほど大きくなく印象は好きにはたまらない美術館ですね！



オランジュリーの次は、地下鉄に乗るためにコンコルド広場まで歩きます。
オベリスクが見えます！そしてオベリスクまで出るとエッフェル塔も見えます～。

地下鉄に乗り、ノートルダム寺院の辺りまで足を運びます。

ノートルダム近辺のメトロ駅から寺院までセーヌ川沿いを歩いていきます～。

またまた小さくエッフェル塔が！

エッフェル塔って、見渡しのいいところにいくとちょいちょい顔を出してかわいい。



そんなかんだでやってきました、ノートルダム寺院。

残念ながらものすごい行列で中に入ることは諦めましたが、ちょうど設立850周年ということで記念すべき年に来ることができました。

入り口の門の彫刻群も母が見たがっていたので、無事つれて来れてよかったです。

しかし、入場の行列は全くの想定外。
時間も16時でいい時間帯ではありますが、まさか大行列になっているとは～。
ま、外観だけでも十分ですけどね。

見学後はホテルに帰り、体調不良の母を少し休ませ、私はその辺をぶらぶら（＆一人昼食）お出かけしました。


ホテルの近くの道をぶらぶらしていると、サクレクールが見えたりします。
今朝はここまで登っていったんだな～。

たくさん果物屋があったので、食べられない母用に果物をゲット。



アルノーデルモンテルというパン屋さんが近くにあり、ここは毎年開催されるフランスのバケット大会の2007年度優勝し店！

ぶらぶらしていたら2時間くらいたってしまい、一度慌ててホテルに戻ったところ、母がかっぱ巻き程度なら食べたいというので、今度は寿司散策の旅へ。

ホテル近くに寿司レストランがあったので、本当に簡単な巻物を少しだけ作ってもらいました。



待っている間、私はビールを飲みましたけどね。

そしてテイクアウトをし（ついでにワインを買って）、ホテルの部屋で調子の悪い母とこじんまりとした夕食を取り、明日は調子がいいことを祈って就寝いたしました。
（私はワインを2本飲んでしまいました！おほほ）

Paris3日目 ノルマンディとモンサンミッシェル

3日目は6時50分にルーブル集合でモンサンミッシェルツアーに参加しました。

一人17300円でランチ付。

日本人の、日本人による、日本人のためのツアーで、日本人のツアーガイドです。パリのモンサンミッシェルツアーは英語だと安いかなと思ったけど、結局日本語のほうが安いくらいでした。
まあ、通訳する必要もないから楽なんですけどね。

日本人の団体たちを乗せ、パリを7時に出発した一行は、まずは1時間半くらい行ったところにあるラブイユというノルマンディ地方の村にトイレ休憩兼ねて立ち寄りました。



あら、かわいい～！



こんなところにもセーヌ川が走っています。大きいんですね、セーヌ川って。



かわいらしい村で1時間弱休憩をして、再びバスでモンサンミッシェルに向かいます。

時差ぼけであまり眠れなかったけど、パリから走ること計350キロ、見えてきました！



おおー、これがモンサンミッシェル！

近くの駐車場に着くと、バスを降りてシャトルバスに乗り換え入り口近くへ行きます。

観光客だらけで、シャトルバスは10分に1本くらいのペースで走っています。

天気がイマイチなのが残念・・・。
しかもかなり寒い！



シャトルバスが着くと目の前にお城が！
きゃぁ。
お城と言うか修道院なんですけどね。



歩いて10分くらい行くと、モンサンミッシェルの入り口に到着します。
海に浮かぶと言うイメージがありますが、人が通るところは立派な道路になっています。でも世界遺産保護のため、昔ながらの光景に戻すプロジェクトを行っており、あと2年くらいしたらもっと素敵に変身するみたいです！

到着したのが12時半くらいで、まずはお昼ご飯です。

モンサンミッシェルといえばふわふわオムレツが有名ですが、超有名店であるラメールプラール（プラールおばさんのお店）は高価すぎて、ツアーに含まれるランチはその従姉妹の店？のレストランでした。

どうもプラールさんのところで食べると5000円くらいするらしいです。
たかがオムレツで・・・。



シードルというりんごのお酒にサラダにパンに、そして順序が逆ですがデザートはアップルパイで、肝心なふわふわオムレツはこちら。



うーん。想像以上にふわふわです！

お味は・・・、ま、もういいかな・・・。
調子の悪い母親は少ししか食べられないので、私は1.5人前は食べました。

このオムレツは、正直経験値ということで十分かと思います。



ランチの後は、2時間くらい自由行動で、もらったマップを頼りに街と修道院を散策。
小さなお土産ストリートはすごい人です・・・。



とりあえず修道院に入りますが、まあそれはそれは人だらけ。
しかもモンサンミッシェルは遠くから見るあの光景にみんな憧れますが、中に入ると普通の修道院と同じような感じでした。



それでも、修道院の上から眺める海はなんとも言えない感慨があります。



天気が悪いのが残念だけど、生涯の思い出にはなるでしょう。


修道院の内部もそれなりに趣があります。
昔の人々はこんなところまで移動するのは大変だっただろうな・・・。

一通りの見学を終え、街中へ戻ります。


下るときにちらっと外が見えると、ああ、ここは海に浮かぶ修道院なんだと思いますね。



街まで降りてくると、お土産タイムということで、ふわふわオムレツ発祥のラメールプラールでクッキーを買ったり、塩キャラメルを買ったりし、自由行動は終了しました。



もう二度と行くことがないかもしれないけど、それなりに感動のモンサンミッシェル。
母も喜んでいてよかったです。


そして我々日本人ご一行は再びこの観光バスで4時間くらいかけてパリに戻るわけです～。

次にもし来る機会があっても、オムレツはもういいかな・・・。

Paris3日目 ふっきー生牡蠣を食す！

遠い遠いモンサンミッシェルからパリに戻ってきたのは21時でした。

ノルマンディーの小さな村とモンサンミッシェルと田舎にいただけあって、パリは都会だな～。

エッフェル塔もライトアップされてきれいです。

すっかり気が緩んでいたけど再び都会に戻ったということで、スリに遭わないよう気をつけなきゃ！

そして日本人の日本人による日本人のためのこのツアーは、ルーブル近辺で解散し、私達母娘はオペラ座方向まで歩いて行きました。



うわぁ。めちゃきれいだな、夜のオペラ座！

体調がいまいちの母（ふっきー）に何か食べられるか聞いたら、結構調子がよいみたいで生牡蠣が食べたいと！

生牡蠣！！！
それはオイスター！！！！！

やったぁ！！！！！！！！！！！！

以前（イギリスに住んでいた時）、ロンドンで気に入ったムール貝屋さんで何度か下し（一緒に食べた人たちはみんな大丈夫なのに）、貝類はアレルギーと思ってずっと控えていたのを15年かけてようやく克服し、遅れを取り戻すかのようかのようにアホみたいに最近食べ続けてきた経緯があります。

母からまさかオイスターの名が出るとは思わなかったので、それはそれは張り切っちゃうよ、私は！

というわけで、オペラ座に近いル・グラン・カフェというブラッセリーに入ってみました。

オペラ座でオペラを鑑賞したあとに来る人が多いとか。

結構レトロなお店でいいかんじ。
ちゃんとしたレストランに入れるのが嬉しくて嬉しくて、私のテンションはマックスに近いです～！



あまりがっつり頼むとまた体調崩すので、私達のオーダーは、メインと前菜が選べるセット１つと、ボトルワイン（白）と、そして今日行ってきたノルマンディとブルターニュ地方の２種類のオイスターのNo1を３つずつ計６個注文しました。

フランスの牡蠣にはNo1～3と番号がついていて、番号が若いほど大きいという意味です。

セットの前菜はエスカルゴです。



美味しい♪
二人でこれくらいがちょうどよいです！

こちらが張り切って頼んだ生牡蠣！



比較的安いものもありましたが、せっかくなので大きいのにしたし、ちょっとお値段も張ったけどここでケチっちゃダメですね。美味しい～。



こちらがメインの牛ステーキ！
見た目以上に結構レアで、そしてボリューミーです。
写真ではあまり見えませんが、右上のソースがなんとかというフランスならではのソースです。
（名前忘れちゃったけど、味はややタルタルソースに似ている）

ポテトは自家製のようで、芋好きな私も大満足！

ワインはほぼ私一人で飲みましたが、これで全部で70ドル（約9000円）でした。
今思うと結構お値打ちだったかも！

まんぞくまんぞく～！

Paris4日目 ヴェルサイユ宮殿に初めての入館（・・・のはず）

早いもので今日が最終日となります。

母ふっきーの今回の旅の目的は、18年前に一緒にパリに来た幼馴染のオビちゃん（パリ旅行の数年後、癌で他界）を偲ぶだけでなく、いくつか行きたいポイントがありました。

以下がその行きたいところ優先順位と経過発表です。

　　①　改装後のオルセー美術館　⇒　〇
　　②　オランジュリー美術館　⇒　〇
　　③　モンサンミッシェル　⇒　〇
　　④　ベルサイユ宮殿　⇒　×
　　⑤　ノートルダム寺院　⇒　△　（入場だけできず）
　　⑥　ルーブル美術館　⇒　〇
　　⑦　オペラ座　⇒　×に近い△　（外観のチラ見程度）

丸3日間でこれをこなすのはしんどかったけど、予定外のモンマルトルのサクレクール寺院も行けたし、今日ちゃんと④のベルサイユに行けば、とりあえず最低限クリア。
あとは元気なら⑦に行けるかなーってくらい。

今思うと、やはり初日にルーブルに行っておいて正解でした！

さて、今日の母の調子は、いつ気持ち悪くなるのか怖がっている模様で、食べられないし万全ではないが、なんとか動ける状態です。

しかし残念ながら本日も雨。。。
しかもこれまでで一番ひどい雨で傘がないと動けません・・・。

でも母にとってはもう二度とこれないパリでしょうし、本人も行きたいと言うので、頑張って雨の中ベルサイユにＧＯです！



ベルサイユに行くにはいくつか方法がありますが、私達は駅からは近いけどあまり治安のよくないと言われるＲＥＲ線で行くことにしました。片道６．７ユーロ（約900円）。

でも、結果的には全然楽勝でした。もちろん細心の留意は払っていましたが、観光客は多いし電車も思ったよりきれいだったし。
ふっきーも電車に座れて嬉しそう！

ＲＥＲで市内から揺られること約20分、終点のヴェルサイユ・リヴ・ゴーシュという駅に着けば、宮殿まで600メートル。
（20年前にＨちゃんと行った時は国鉄で行ったので1キロ歩いたのを覚えています。しかも行ったら確か休館日！違ったっけ？）

ルイ14世の像が見えてきました！
懐かしい～！！！



像を通過し、門まで行きます。
いやー、雨なのに人が多いなぁ。



たーいへん、こんなに人が並んでいる！
でも私達はネットで入場券を事前購入（15ユーロ）しておいたので並ばなくても大丈夫！
・・・と思ったら大間違い

この大行列はチケットを持っている人たちの列でした・・・。
（日付指定でネットで買った意味はなんだったのでしょう・・・）
トホホ・・・。

仕方なくおとなしく並びます。
たぶん30分以内では入れたと思いますが、雨だろうが各国から観光客が来るんですね。



入場すると贅を尽くした宮殿が目の前に！
はあ、お金持ちってすごいな。

その後はオーディオセットと共に宮殿内の各部屋を回っていきます。



どれも目を見張るばかりの展示品たちです。



マリーアントワネットもいたるところに登場します。



この鏡の回廊は超有名ですね。
こんなところにいても正直落ち着きませんが、250年も前にこんな技術があることがすごいわ。

一通り見学しましたが、内部は初めての経験なので非常に勉強になりました。



雨だけど中庭もきれいに見えますし、ナポレオン戴冠式がこんなところに別バージョンがあるのを初めて知りました。ルーブルのとどこが違うんだろう・・・。

最後にもう一度お外に出てみました。



きれいだな・・・。（雨さえ降っていなければ・・・）



これでも2時間くらい見学しましたが、雨なので広大な敷地内にある離宮や庭園散策はせず駅のほうに戻ってきました。
でも大満足です！

母は朝から何も食べていませんが（私は食べた）、雨で身体が冷えきったので駅近くのマックカフェでカフェオレを飲みました。

マックのカフェオレですら１つ2.3ユーロ！

そしてなんと、マカロンちゃんまで売っていました！



身体を温めた後（もう13時です）我々はベルサイユを後にし、同じ電車で市内に戻ります～。

Paris4日目 お魚屋さんで再び牡蠣ちゃん！

ベルサイユから戻るともう14時。お腹もとっても空きます。

朝も食べていない母もさすがにお腹が空いたらしく何を食べたいか聞くと、昨晩食べたオイスターが美味しかったからまた牡蠣が食べたいと！

おお！！
（またしても）ラッキ～チャ～ンス！

棚から牡丹餅みたい！
また牡蠣ちゃんが食べられるのね！


というわけで、調べて気になっていた牡蠣屋さんに出かけました。

このお店はレキューム・サントノレと言います。

メトロのピラミッド駅から近く、魚屋さんが店内にイートインスペースを設け新鮮な牡蠣や海鮮物を食べられるお店です。

魚屋さんだけあってその日仕入れたものを置いており、いかにもコスパがよさそう。
ちょうど入ったときはプリプリのサーモンをおろしていたところでした。

お店はすごく混んでおり、これは期待できそう！



こんな店頭に牡蠣ちゃんがいると、牡蠣自体がスリに遭わないか心配です！

イートインコーナーに席を設けてもらうと日本語のメニューもあることを発見！

それがこちらです。

殻付牡蠣6個と白ワイン1杯とパンで14.9ユーロ（約2000円）！
これはお値打ちでしょう。

白ワインを飲んでいると主役登場です！



牡蠣ちゃんだー！オール殻付！

殻のはずし方と、殻にへばりついた部分のとり方まで教えてもらいました。



これをお値打ちに食べられるのは市場に出しづらいものを出すからで、大きさも小さめですが、一人6個ぺろっと食べました。

やっぱり美味しくて母も喜び、もうちょっとだけ食べたいかもというモードだったので、自分達にご褒美と一番高くて大きなスペシャルブランシュを追加で6個頼み、結局一人9個食べました！

体調の悪いやつによくもそんな生牡蠣を・・・、と言われそうですが、私もちょっとは思いましたが本人の意思を尊重したまでで・・・。

そういえば、旅行に行くとよく「自分にご褒美！」と買い物したり贅沢をしますが、いったい何を褒めるんでしょうかね・・・。

しかしオイスターは最高ですね。

これが素敵なご飯の最後になりました。

フランスでフォアグラを食べたいとかフランスパンをかぶりつきたいとかミシュラン星付のレストランで食べたいとか希望に満ちてやってきましたが、主役は母なので、母が行きたいところに行って母が食べたいものを食べてもらいたいので、牡蠣を2日連続で食べて母が喜ぶだけで私はハッピーです！

しかも牡蠣ちゃんは私も大好きですしね。

Paris4日目 ちょっと意外なオペラ座での発見

オイスターを食べてお腹いっぱいになったところ、まだ16時くらいだし母も元気なので、オペラ座に行くことにしました。
オイスター屋さんからも歩いて10分くらいだし。



夜見ても昼見ても美しいですね。

ロンドンでオペラ座の怪人を何回か観た事を思い出します。
ここが本家のオペラ座！

さて、今日は何の日でしょうか？

おそらくあまり知られておらず、私も今回初めて知りましたが、ヨーロッパでは「文化遺産の日」という日程を毎年9月の中旬頃のとある週末2日間で設定し、普段入れない場所を開放したり有料な場所を無料にする等の催しがあります。

2013年の今年はその日がまさに今日（9/14）と明日（9/15）で、エリゼ宮が開放されると6時間待ちとか大変なことになる、という情報は事前に調べていました。

一昨年の情報だとオルセーが割引になったような記事を読みましたが、基本的に超メインな観光地は特に影響を受けないので、あまり気にしないようにしていました。
この文化遺産の日の最大の魅力は、無料とかより、普段非公開のところ入れることであり、一人だったらいろいろ狙って行っただろうけど、今回は時間的にも無理ですし。



このオペラ座では、チケット売り場のところにこんな張り紙がありました。
フランス語は分かりませんが、タイトルは「文化遺産の日」ということだけは分かります。
10ユーロだ6ユーロだ書いてありますが、バッテンもついているし、結局普通に10ユーロみたいです。

そして普通に10ユーロ払って入りました。



うわぁ！オペラ座ってかんじ～。
なんかお姫様になった気分！？



ベルサイユさながらのこんな回廊チックなキラキラ場所もありました。

オペラ座にもたくさん観光客がおり、凄い行列が出来ているので並んでみると（これが今回の旅行で一番並びました・・・）



劇場内に入れました～！
しかも練習中でした。

ちょうど今バレエをやっており（実はかなり前に調べておりチケットを買おうかと提案したんだけど、母がいいというのでやめた経緯有）、その練習かリハだと思います。

でもこの劇場で一番驚いたのが（単に勉強不足なだけですが）・・・

なんと劇場の天井にシャガールの絵画を発見したことです！

うわおぉ。

超美しいです。

これはお宝を発見した気分。

あーあ、芸術にもっと精通したいな、と真剣に思った瞬間でした。

いいもの観たな～。

オペラ座の見学を終え、最終日でお土産を買うためにギャラリーラファイエットというパリ最大の百貨店に行きました。

百貨店といっても美術館みたいにオシャレ。


ところが土曜日なのもあって人だらけで私も母も気持ち悪くなってしまい、全然お買い物もできないままホテルに戻ってきました。

時間は19時くらい。
まだ外は明るいです。

朝から1日頑張った母には少し休んでもらい、私はホテル近くのスーパーやらに買い物に出かけワインを少し買いました。

オイスターをさっき食べたばかりなので20時になってもお腹がすきませんが、パリは意外と飲食店の閉店が早いところが多く、少しはお腹に入れておいたほうがいいので、ホテルのすぐ近くにある母が気に入ったチャイニーズのお惣菜系にしました。

実は初日も寄ったのでお店の人にもすっかり覚えられました。安くて美味しいんです！



2回目となると慣れたもので、食べたいものを少しずつ頼みます（量り売り）。そしてお皿をもらって二人で盛り付けをして美味しく食べるというシステムで、普通に食卓を囲うような雰囲気です。

いよいよ明日は帰国かぁ。

まあ何とか無事観光プランをこなせてよかったです。
私は部屋でボトルワインをまた空け、結局お店で飲む以外に毎日1本か2本はボトルをホテルの部屋で飲んでいました。

この日もなんとか無事旅が終わりそうなことに一人乾杯！
（この段階では翌日のトラブルなんて予想だにしていませんでした・・・）

Paris5日目 帰国トラブル

いよいよ帰国する日になりました。

朝食を（私だけ）食べて、8時前にはホテルを出発します。



Cadet駅さん、本当にお世話になりました。ホテルも快適で、この辺りは治安もいいし、とっても気に入りました。
また会う日までごきげんよう。

地下鉄は結局カルネ（10回綴りの回数券で13.3ユーロ）を2セットちょうど使いました。
ベルサイユだけ遠いから単品で買ったけど、この4日間で一人11回もメトロにお世話になったことになります。

オペラ座前のロワシーバスに行くと、空港に行く人々がたくさんいます。
このバス停もスリが多いと聞いていましたが、これだけ人がいたら安心ではと思ってしまうほど。

程なくバスがやってきて、シャルルドゴールに向かい、ちょうど9時頃空港に到着。
フライトが11:20だからお買い物をするにはちょうどいいくらいかな。

ところが、ドゴール空港は何をするにも行列で、チェックインも出国もセキュリティも全部並んで、ゲートに来たときにはもうファイナルコールで全然お土産が買えず・・・。

名残惜しむ間もなく飛行機に乗り込むと、出発時間になっても機体整備に問題があったようでちっとも動かない・・・。
あと数分で、とアナウンスがあるが、数十分たっても動かず案内もなし。

ここから先はメモった時系列で書きます。

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10:30
ファイナルコールと言われて搭乗

12:30頃（2時間も経過！）
機体整備がてこづり、一旦降りるようアナウンス有
（私達のアブダビの乗り継ぎが1時間半だったので、この時点で予定通りに帰れないと確定）
ゲート近くで待機するが待てど暮らせどアナウンスがなく、乗客はかなりイライラ。

14:00頃
まだどうなるか分からないが、お腹の空いた人はサンドウィッチを取りに来るようアナウンスがある。
サンドウィッチだけでも大行列！
私は最後の方に行ったので、ツナしか残っていませんでした。
（ツナがいいからちょうどいいんだけど）

15:30頃
欠航が決まったとアナウンス有。
全員一旦外に出て、預け荷物をピックアップしてカウンターに来るようアナウンス。
（フランス入国スタンプが2個に・・・）

16:00頃
カウンターに300名が並ぶが肝心な係員はちっとも来ず、乗客の怒りはマックスモード！

17:00頃
やっと係員が来るが、300名に対して係員が2名しかいないため、ちっとも前に進まない。

17:30頃
近くのフランス人の男の子に教えてもらい、日本行き（12名いた）は20時発のANAに乗れるという情報をゲット。
係員を捕まえて紙を見せてもらったら、ANAのところに日本行きの乗客の名前有。ANAのカウンターに行けといわれる。

18:00頃
ANAのカウンターはターミナルが異なり、移動になんと20分（徒歩10分+電車10分！）
いざ到着すると、ANAにはそんな情報エティハドからきていないと言われ、しかも満席との回答。
１，２席仮にあいたとしても、10名以上確立としては極めて低く、しかも航空会社の依頼が正式にない限り動けないと言われました。
ANAの係員が２，３名登場しましたが、正直こんなこと初めてだと言っていました。我々はANAさん助けて～とすがるしかないし、ANAもどうしようもできないし、彼らもいい迷惑だと思います。

20分もかけて移動したので、またエティハドのカウンターに戻るのもしんどく、日本人男子1名とフランス人男子1名が代表で戻り、残った10名はANAカウンター近くでステイ。
その間いろんな航空会社に問い合わせてなんとか帰れないか調査。

19:00頃
日本人男子が戻って来る。
エティハドに事情を説明しても謝罪の一つもなく拉致が空かなかったということで、とりあえず元のターミナルに戻ることにする。（また20分かけて・・・）

20:00頃
歩いていたエティハド係員をがんじがらめにして代替フライト調査をさせる。
日本行きだけでなく、他にもシドニー、クアラルンプール行き等計30名くらいが取り残されている。
（大勢いたはずの中国人たちはだれもおらず、みんな無理矢理帰ったと想定・・・すごいな）

21:30頃
東京行きはおそらく翌日のエールフランス、名古屋行きは翌日のフィンエアーに乗れそうだが、ホテルを用意するから行くように言われる。
みんなANAの経験から口頭だけの案内は信用できないため、コンファームせよと要求するも、ないものはないからホテルに到着するまでにメールでホテルにフライト情報を調べて送ると係員は言い張る。

22:00頃
ホテル（ノボテル）行きのバスが来て乗るが、シドニー行きの外国人たちが代替フライト候補（キャセイ）がイヤだともめだし、ちっともバスが出発できない。もうっ。

22:45頃
やっとバスが出発し、ノボテルじゃないホテルに到着。もうっ！

23:00頃
フランス人男子が運転手を通して航空会社に連絡し、本来の滞在先ノボテルに移動してやっと到着。
（もちろんエティハドからのメールやフライト連絡はホテルには入っていませんでした）

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とまあこういう具合に、本当に丸一日空港にいました。
そのほとんどの時間がなんの情報もアナウンスもなく単に待たされるという時間だったので非常に苦痛でありました。私はふっきーだけが心配で・・・・。日本からはLINEでKYさんたちから怒られるし（ふっきーを休ませろ！とか）、妹は帰れない連絡をしても（泣）スタンプが来るだけだし、私も寝ていないから疲れてきたし、本当に参りました・・・。

結局自分達の運命がどうなるか分からないままとりあえずホテルへという感じだったのです。

Paris6日目（最終回） やっと帰国です～

23時にノボテルにつき、フライトの情報がないまま荷物を部屋におきました。



ホテル自体は４つ星なのできれいですが、やはり帰国が気になって落ち着きません。



疲れていなければ感動したはずのバストイレ別というのも疲れているとトイレが遠くてイヤだな、と思ってしまうほど・・・。

とりあえずついてきた夕食をみんなで食べに行きました。
もう夜中ですよ～。



フランスは鴨肉がおいしいということで、鴨を頼みました。（母はサーモン）
トラブルさえなければ美味しくいただけました。



サラダとデザートもありましたが、デザートは手もつけられず。

軽く食べ、そして疲れた母をふかふかベッドで寝てもらいます。
散々な1日になりましたね・・・。

私はしばらく飛行機を検索していましたが、そのうちうとうとしてしまい、起きたのはKさんからの国際電話。
日本からエティハドに連絡をしてくれ、翌日のエールフランスがちゃんと取れていると連絡をもらったのです。予約番号までもらって、これで紙切れはなくてもやっと安心し、寝ることができましたー。
KさんYさんありがとう！

私達は翌日の13:30発のエールフランス直行便で日本に帰国できます～！

なんだかんだ8時半まで寝てしまい（久々にちゃんと横になった気分）、朝食会場に行きました。
４つ星ホテルの朝ご飯は、トゥーリンに比べると格段によいです。
母は飛行機の中で気持ち悪くなるとまずいのであまり食べられませんが、果物がたくさんあったので喜んで食べていました。
私はガッツリおいもとか食べましたけどね。



東京行きのほかの3名（日本人カップル＆フランス人男子）にも会いましたが（名古屋行きの7名はもっと早くにホテルを出ているはず）、みんな少し安心している模様。

10時半頃チェックアウトをし、またしても空港に向かいます。
（ホテルでエールフランスのHPに予約番号を入れたら私達の予約がちゃんと入っている事が分かってそれだけでも超嬉しかった～）



行きはバスで来ましたが、このホテルは20分かけて往復したターミナル１と２をつなぐCDGVALという無人電車で移動できます。ターミナルとターミナルを5個の駅で繋いでおり、我々のノボテルはちょうど真ん中のRoissypoleという駅に直結していたことをここで知りました。
（5個も駅があるからターミナル移動に時間がかかるわけだ～）

昨日は今後の運命がわからないという辛い移動だったけど、今朝はきっと大丈夫という自信があるので、同じ移動でも随分と気が楽になるものです。

空港は相変わらず混んでおり、チェックインも出国もまたしても並びましたが（出国スタンプも2個）、少しだけ空港内に時間が出来たので、ぶらぶらウィンドウショッピング。

ラデュレのマカロンが欲しかったのですが、こっちのターミナルにはお店が見つからず、変わりにフォーションで買いました。マカロンの本場といっても1個2ユーロくらいするから結構高いんですけどね。



マカロンを買ったらシャンパンを飲ませてくれました♪

そしてついに機内に乗り込みます。
出発が45分遅れヒヤヒヤしましたが、なんとか離陸し無事予定より1日後の午前中に成田に到着！

会社には遅れるか行けない旨上司に連絡をしていたのですが、午前中に戻れたので午後から会社に行きました。

しかし眠かった・・・。

今回の旅は最後の最後でトラブルがありましたが、なんとか元気に帰国できただけでOKでしょう！母の望みもそれなりに叶えられたし、久々のヨーロッパを堪能できました～。
（でもヨーロッパは遠いですね・・・）