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小島ミナさん [Daily Life 2021]

GWが始まりました。
楽しみにしていた実家に帰るのは見送り、とにかく暇です。
父が透析注射の針差し間違いによって内出血で透析の痛みも激痛で所定時間を終えられない日々が続いていたので心配でしたが、緊急事態宣言もあって小池ゆりこさんに従います。

年末帰ったのが最後でしたが、母の終活の一環で私の写真9割削減を命ぜられ昔の写真をかなり処分し、それでも生まれてから小学生までと大学時代分くらいしか出来ず中高が残っております。GWに続きをする予定だったので残念。

で、その年末片付け中に大学時代に韓国研修に行った時の大量の写真を整理していて出てきたのがこの小島ミナさん。

そもそも韓国行きは国のプログラムで全額お国負担という貧乏学生には超ありがたいもの!
試験はありませんが、東大京大阪大北大など名門大学の学生が20〜30名ほどが選抜されるという難関なのですが、韓国専攻でもない私が教授に頼み込んでなんとか掴んだ切符!普段サボってばかりなのにそういうときだけは張り切ったんでしょう。

小島ミナさんはその韓国研修ご一行の通訳で同行された人でした。私より6歳上の当時26〜27歳。バリバリキャリアウーマンでとにかくカッコ良かったです。ハキハキサバサバしていかにも外資系にいそうなタイプ。研修で韓国各地を巡り時にはホームステイもしましたが、ホテルに泊まると当然学生たちは夜飲み会。ミナさんは毎回私たちに混ざってかなりの酒豪ぶりを発揮していました!

その後何回かは手紙等やりとりはしましたがいつの間にか途絶え、この度写真整理しておー、懐かしい!今もバリバリだろうな、と思って活躍ぶりをネット検索したら…
NHKスペシャルで一年半前、スイスで安楽死を遂げた日本人女性とし報道され、その後も宮下洋一さんによる本も出版されていました。

今日は一日生前のミナさんの闘病ブログを読み耽りました。
今の私と同じ歳の6年前に神経難病である多系統萎縮症を診断され、自身の命の尊厳と向き合いながら安楽死を選択。この病気は運動を司る小脳がダメになり大脳は正常だから、意思は残ったまま徐々に身体が動かなくなり最後は人工呼吸器と胃瘻をつけ寝たきり状態になるという想像しただけでというか想像を絶する辛い病。
日本では安楽死は認められておらず、外国人を受け入れる唯一の国であるスイスの安楽死団体に登録して、まだ辛うじて身体が動くうちに安楽死を遂げられました。
直接関わったのは短い期間だけど、ミナさんらしい最期です。
日本は積極的安楽死は認められておらず、当然賛否はありますが、自分で死を選ぶということはどうやって生きるかを選択するのと同じくらい重要なこと、というミナさんの発言は考えさせられました。
NHKスペシャルも見てみましたが、安楽死の瞬間までカメラは回っており、ミナさんが日本という国に向けた強い意志も感じ取れました。
致死薬で意識が遠のく中、姉達に向けた最後の言葉で多くの視聴者が涙したと思います。
今は天国で愛犬ラヴちゃんと平穏な日々を過ごされているでしょう。
こんな言い方は怒られるかもしれませんが、ミナさん、最後まで昔と同様超カッコよかったです。

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