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ミラノ④ 最後の晩餐にブレラ美術館に芸術満載の巻~ [イタリア 2015]

20150703-5 091.jpgおはようございます!
二日目の朝は8時にホテルを出て、昨日から使っているミラノカードでサンタ・マリア・デレ・グラツィエ聖堂へ向かいます!

あ、最初に言いますが、このミラノ④は芸術満載なので興味ない方はスルーをオススメします(笑)

ちなみに、どうでもいいことですが、この写真のカードの左に写っている私の足にはサロンパスのようなものが貼ってありますが、これは昨晩2回も痛めた足を保護するものです。(たいしたことはないのですが少しだけ痛いのです・・・)

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地下鉄最寄り駅から8分くらいで、無事サンタ・マリア・デレ・グラツィエ聖堂に到着しました!

いよいよここで「最後の晩餐」が見られるわけです!

最後の晩餐は現在完全予約制で、15分に25名ずつだけ観賞出来るのですが、売り出し初日にネット予約をしようとしてもなかなか予約がとれず、仕方なくアーモイタリアさんのお世話になることに。

つまりはここはおとなしくお金で解決です。

普通なら1000円もしませんが、オーディオガイドと手数料込で2700円支払い、09:15~09:30のチケットを手に入れることができました。

さすがにこのあまりにも有名な壁画は写真は撮れず、15分ひたすら鑑賞です。

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これは最後の晩餐の食堂を出てきたところにあるレプリカの絵です(斜めだけど・・・)

本物はやはりすごかったです。ダビンチはそんなに好きってわけではありませんが、最後の晩餐は感動を通り越して背筋が凍るようでした。

ここはケチらずお金で解決してよかったと思います!流石のKさんも感動していました!

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次の目的地であるブレラ美術館へは、十分に歩いて行けますが、既に暑くなってきたのと足をかばうかのように地下鉄で移動しました。

駅から歩く中に通った小道の素敵なことと言ったら!いいなー、ミラノっ子!

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そんなことをしていたら道に迷ってしまいましたが、10:30に無事ブレラ美術館に到着です!

ここは流石にミラノカードの割引もなく、10ユーロくらい払う気でいましたが、なんと無料で入れました!よく調べると第一日曜日は無料と書いてありましたが、そんなこと全く気づいていなかったので、ものすごいラッキー感があります!

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これが無料の証拠です!
いやー、お金払うつもりでいたからなんだか申し訳ないくらいです。

というわけで、有難く中に入りました。
ここはルネサンス絵画の宝庫なので楽しみです!

無料もあってかそこそこ人はいましたが、おそらくフィレンツェのウフィッツィやアカデミアに比べればなんてことないでしょう。

ここでも見たい絵はいくつかあるのですが、まずいきなり大物が目に飛び込んできました。

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マンティーニャの「死せるキリスト」(左の写真)です。
遠近法を逆手に取り、顔を大きく足を小さく描いています。これは評論家によると、キリストの死を美化せず描いた画家の反骨精神だそうです。

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続いてクリヴェッリの「ろうそくの聖母」です。(左の写真ね)
この人は、絵からは想像ができませんがかなりの遊び人で風変わりだったようです。
この絵のろうそくが絵画本では良く見えなかったので、実物でちゃんと確認できて嬉しい!

こういう名画がガラスで覆われるわけでも柵があるわけでもなく、目の前で見られることがいかに価値のあることか~!と思いませんか?

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このブレラで一番見たかったのはこのラファエロの「マリアの婚約」(左の写真)です。
ラファエロは私がルネサンス巨匠達の中で間違いなく最も好きな画家です。
本当に好きです!はい、大好きです!
ラファエロの絵を見るためにフィレンツェが楽しみで仕方ないくらいですから~。
これはまだラファエロが若かりし20歳頃に描いたものですが、そもそもラファエロ自身30代後半で他界してしまうんですけどね。
右はピエロ・デラ・フランチェスカの「モンテエルトロの祭壇画」です。
この人のことはよく知りませんが、ウフィツィにある「ウルビーノ公夫妻の肖像」は有名です。
この絵にもウルビーノ公が甲冑に身を包み、跪いて描かれています。
この絵を見たかったのは、本に書かれていた吊るされた卵からどこまで遠近法が分かるのかを確かめたかっただけです。

20150703-5 108.jpg最後に、この美術館の名物の一つでもあるフランチェスコ・ヘイズの「口づけ」をご紹介。

私の持っているルネサンス絵画名作シリーズには当然載っていないのですが(そもそもルネサンス時代じゃななく19世紀のものなので)、映画のポスターみたいですよね。

とても綺麗だと思います。

この人は他にも超かっこいい男子の肖像(今風でもイケル!)も描いており、どこの美術館にあるのだか忘れましたが、いつか観てみたいかも。

20150703-5 110.jpgかくして約1時間半、ブレラ美術館で絵画を堪能いたしました。

本当に無料で申し訳ないですが、ミラノは最後の晩餐だけじゃないということですよん。

ミラノではもう一つ、アンブロジアナ美術館にも行きたくて悩んだのですが、ポルディ・ベッツオーリと天秤にかけたとき、私は後者をとりました。

ダビンチ好きであればアンブロジアナの方がいいかもしれません。
有名な目の大きな男性像や貴婦人の肖像があり、貴婦人の方は、映画ロミオとジュリエットのスチール写真の参考になったものみたいなので!もちろん、ジュリエットのほう(オリビア・ハッシーね)です。

でもどちらも一昨年日本にやってきたので、観た人はアンブロジアナはパスしてもいいかも。

ちなみに私は昔はよく美術館に行っていましたが、この数年ちっとも行かなくなりました。
昔ほど興味がなくなったのかもしれませんが、とにかく混んでいたり、柵があって本物までがすごく遠いのも避けたい理由の一つかも。そして第一にどうせなら現地で本物を見たいという欲望もあるのかも。

でも、一昨年のダビンチは行っておくべきだったと当時後悔したのを思い出します~。
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