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シンドロームにみる人間のタイプについて [Daily Life 2011]

仮にも病院に数日間いると、いろんなことを考える時間ができる。
大概はくだらないことを考えるのだが、ちょっと真面目に感じたこと。

たかだか数日でも24時間他の患者さんたちと寝食を共にするため、かなり洞察が可能となり、病棟の患者を無理矢理分けると、下記4種類になった。(勝手に銘々)

 ①スタンダードパターン: 赤ちゃんを産むためにいらっしゃる方々
 ②エイジングパターン: 寝たきりが主な高齢者の方々
 ③アンタイキャンサーパターン:抗がん剤と闘う方々
 ④インザミドルパターン:その他筋腫系や初期ガン部類に属する方々

もちろん全員ではないという前提のもとだが・・・
①は前途洋々が多く、第三者として端から見ていてもいい気分になったりする。生まれたてほやほやの新生児も見られるので、同じ病棟の特権は多い。
②については、もはや気になるのは患者さんより家族となり、家族が苦しんでいるケースが多く、介助・看護の苦労を垣間見ると、自分の老後への不安を掻き立てる。
③というのは、このステージになると意外と腰の座った患者が多く、ご本人達は辛いだろうが、周りが勇気付けられることが多い。どうしようもできないが、応援したくなる。
私が属する④については、ある意味中途半端なので、逆に一番厄介だったりする。情緒不安定はこのタイプに多い。まあ病状から情緒不安定にならざるを得ないだろうが・・・。一喜一憂する人、落ち込む人がいる中、私のような基本あっけらかん人も少なからずいる。

私の病室は6人部屋で、最初は3名しかいなかった。人々の出入りが激しく、一時5名になったが、退院するときには私は古いほうから2番目と古参患者にまで昇格!

退院が早い人は病状が軽いというわけでもなく、私の病室にも2日間のみ入院の③がいた。
詳しい事情は知らないが、一見元気そうなのにずーっと入院している患者さんもいた。
あとは、手術後1日経過しても帰ってこない人がいて、気になっている間に私が先に退院することになった・・・。その人のことは未だに気になる。

同室の③のおばさんは大変面白く、末期がん=デスパレートという概念を覆す威力有。
大変前向きで、よくしゃべるしゃべる!
ひまなのでおばさんと喋る時間が長かったが、おばさん曰く、健康に一番いいことは「寝る」こととな。正式な睡眠じゃなくても1日8時間横になるとよいらしい!
なるほど[ひらめき]これなら簡単で私にもできそう!

抗がん剤の副作用と闘いつつ明るく振舞るのは、実は容易ではないはず。
ちょっとくらいの痛みや不安ごときでへこたれてはいけないよな~。

お金持ちなら個室に入るのだろうが、私はたとえお金持ちになっても大部屋がいい。
退屈しないし、一人だとお化けとか幽霊の心配をしないといけないけど、人間が複数いて、人の寝息が聞こえると安心できたりもする。
お金持ち以前に、二度と病院に入らずに済むのがもっとも理想的だけどね~!
一つだけ確実に言えることは、今からそんな心配しなくてもそもそもお金持ちになる見込みが全くないってことかしら・・・[ふらふら]

さて、退院したはよいが、しばらく大人しい生活を送るのがやっぱり一番辛い!?
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