展望台~近露 なんとか歩いた15キロ [熊野古道 Dec2010]
お昼をたっぷり食べてそれなりに元気になったので、再び古道歩きを再開。
最初の急な登り坂に比べたら、まだ楽な道を1時間ほど歩きます。
1時間歩いても進んだ距離はたった2キロちょっとだけど・・・。
平地で1時間歩いたら4キロ歩けるのに、それだけ山道というのは侮れないということです。
そして到着、高原熊野神社
樹齢1000年くらいの大木がお出迎え。いにしえを感じるなぁ・・・・。
ここはほんの少しだけ民家があり、無料休憩所があったのでトイレ休憩に寄ってみたら、やっぱりご老人の方々が大変親切にしてくれました。
そして、暗くなるから急ぎなさいという忠告まで。
うーん。今14時で日の入りまであと3時間。それで10キロちょっと進むのはきついなあ。
とにかく急がないといけないので、急いで出発しました。
山道の木が深い場所に行くと、昼間でもかなり暗く感じます。
がんばろう・・・。
山道をずーっとずーっと進んでいく。
途中大門王子や十丈王子と通るが、ほとんど跡地で説明書がある程度。でも流石世界遺産だし、全部英語でも説明されています。
まあこんなシーズン、山道では外人どころか日本人にすら会わないけど。
2,3時間くらい歩いたところで、No20発見
10キロ歩いたということだ!あと約5キロ・・・。
がんばれ私。がんばれSNさん。
(おかーさんはエールを送らなくても平気でしょう)
特に何もない大阪本王子を超えると、次に目指すのはゴール間近の牛馬童子像
とうとう真っ暗になってしまいました。
おかーさんから借りたスーパーヘッドライトを装着!
これがまたすごい機能だらけで全然使いこなせませんっ。
予約した民宿のおじさんが心配するので、SNさんが電話で一報を入れていました。
もちろんソフトバンクは圏外のため、ドコモユーザーがいるのは心強いです。
そしてNo24らへんの牛馬童子像に到着。
え?こんなにちっちゃいの?
周りが真っ暗というのも手伝い、ガイドブックで見る面影もないくらいちっちゃい・・・。
SNさん苦しそう・・・。
あと1.5キロくらいで宿に着くからがんばろう。
がんばろうとしか言えないんだけどね・・・。
12時に滝尻を出て、今時刻は18時。
やっとやっと近露の民宿ちかつゆにご到着
部屋に入った瞬間、倒れるように崩れるSNさん。
かなり熱もあるようで、翌日の25キロチャレンジは断念を決めたSNさん。でもこんな体調の中、ここまでよくがんばったよ!立派だよ!
宿担当のSNさんが民宿ちかつゆを予約してくれたのは、があるから。
この民宿は併設する温泉があり、宿泊客は無料で入れます。
これがまた近年稀に見るほどのヌルヌル温泉!
いや、こんなにヌルヌルなのは人生初!
少しぬるいけど、疲れた身体に温泉は最高。
お風呂に入り、夕食タイムがやってきました。
温泉鍋というヌルヌル温泉が入った鍋が出て、あまり感情を表に出さないおかーさんも美味しい美味しいとかなり嬉しそう!確かに美味しかったです。
ほかにも美味しい川魚のフライや刺身や和歌山といえば梅干となんでも出てきて、民宿の割にはたいそう豪華なご飯です。
そして私が楽しみにしていたのが、鮎飯。
これはかなりの絶品!
ひつまぶしみたいに最終的には混ぜ混ぜして薬味を混ぜて出来上がりというもので、ご主人が明日の行程のアドバイスをくれながら作ってくれました。
いやー、美味しかった。
SNさんは明日断念するので、私とおかーさんの二人で明日は25キロがんばります。
食後はSNさんはすぐ寝、私は再度ぬるぬる温泉に入り、テレビも見ずに22時過ぎには就寝。
SNさんが明日にはよくなりますよう・・・・。
(続く)