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タージ・マハルにて泣く [インド Sep2010]

タージ・マハル
人類がもたらした数々の建造物の中でも最高傑作と言っても過言ではない。

いよいよ私の夢がまた叶う瞬間がやってまいりました。

タージマハルの入場料はインド考古学局に支払うRs500を入れて計Rs750(約1500円)。考古学局費用は他のアグラの観光地でも当日なら有効になるため、一度払えばその日はどこの観光地でも学局費用はかかりません。(ただし、入場料は別)

ドライバーは車待機で、到着寸前に乗ってきた英語ガイドとともに入り口へ向かいます。
(本当にプライベートツアーになったわ!)
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入り口は男性・女性と別れ、男性はすごい行列になっています。
これはセキュリティチェックを受けるためで、タージマハルはありとあらゆるものが禁止となり、変なものを持ち込むと高い確率でバレます。
筆記用具もNGです。(スケッチされる可能性があるため)
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ガイドが並んでいる間、先に入場した私はセキュリティとインド人をウォッチング。
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ガイドが遅れてやってくると、いよいよ正門に向かいます。(かなりどきどき)
この正門もかなりの代物で、コーランが描かれていますが、下から見ても文字がちゃんと見えるよう文字の大きさを変えている趣向が素晴らしい。

そして私は正門をくぐりました。
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その瞬間、美しすぎて涙が出ました。
ガイドが言うには感動して泣く人は私だけじゃないと言う。
私は滅多に泣かないけど、自然と涙がでるくらいの感動でした。
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近づくと、またまた絶景。
こんなに美しくていいのだろうか・・・。
1500円の入場料をたとえ10倍取られても、それでも見る価値がある。
20100912 060.jpg一枚岩の大理石に宝石がちりばめられ、いったいどうやってこれを22年7ヶ月で作ることができたのか、不思議で仕方ありません。
また、端っこのミナレット(尖塔)は2度ずつきれいに傾いており、それがまたタージを美しく見せることに多大なる貢献をしている。

いつもふざけている私ですが、ここは冗談すら思い浮かばないほどの傑作です。

タージの両横にはまったく同じ形のモスクが2つあり(用途は違う)、それもタージマハルの美しさをうまく演出していると言えます。
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もう感動して感動して感動が止まらない。
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どの角度から見ても、遠くからでも近くからでも美しいタージマハル。
ガイドは私があまりにも感動しているので、親切に細かく説明してくれました。
20100912 059.jpgタージマハル側から正門を見てみても同様に美しいです。
さすがにタージは結構勉強してきたので詳しかったですが、ガイドからの話は知らないこともあり、やはりこういうところではちゃんとガイドをつけるのが正解、と思います。
そして、多少なりとも英語が理解できる人間でよかったとも思う。
(英語ガイドだと安上がりだから・・・)

さて、タージの中を見学し(カメラ不可)、後ろ(河川側))にでてみました。
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タージマハルはムガル帝国5代目のシャー・ジャハーンが愛する妻のために作ったお墓ですが、彼は自分の没後はヤムナー河の反対側に黒大理石でタージを作り、橋で白黒のタージマハルをつなぐことを想定していたそうな。
その夢は自分の息子に幽閉されはかなくも途絶えますが、もし黒タージもここに存在していたら世の中どうなっちゃってたんだろう、と妄想にふけってみる。

一方、モスクに入ってみると、またよくガイドブックで見るタージマハルの写真スポットがありました。(こういうのも教えてくれるからガイドは便利)
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う、美しい・・・・・・。
怖いくらい美しいです・・・。

一人だったので、お願いしてかなり長めに時間をとってもらい、タージマハルを隅から隅まで見学しました。ここを出るのが憚られるくらいずっと居たかった。
シャー・ジャハーンの黒タージの夢は叶わなかったが、妻と一緒にこのタージマハルで眠っている。よかったのかな・・・?まさか後世でこんなに世界中から観光客が押し寄せるとは思ってもいないだろうから、安心して二人でコーランにふけることもできないことでしょう・・・。

一方、私は何故か何人かのインド人に写真を取らせて欲しいと頼まれました。
日本人はたくさんいるけど、ガイドが言うには団体客には頼みづらいし、一人でインド人ガイドといるから頼みやすいのでは、ということだったが、かなり有名人みたく次々に写真を頼まれる。私の写真はインドのどこかの家に飾られるのかな・・・?チップは?なーんて。
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最後にもう一度タージと正門を拝みました。ありがとう・・・。
本当にありがとう。

いつかまた来たいです。
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