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9/7 戦慄が走るキリングフィールドとトゥールスレン博物館 [カンボジア/ベトナム Sep2009]

当初プノンペンは素通りでいいや、と思っていたのをやはり宿泊しようと思ったのはキリングフィールドトゥールスレン博物館に行きたかったからです。

7時起床。9時のキリングフィールドツアーに参加すべく、そのへんの屋台で揚げパン800リエルとアイスコーヒーを飲み、アメリカ人2名、オランダ人1名と計5名で出発。市内から10キロくらい離れており、現地ガイドなく45分間で勝手に見て回るのだが、すぐ時間がたってしまった。ここで殺された人々(約2万人)のおびただしい骨・・・。
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こんな場所がカンボジアにあと300以上もあるなんて・・・。
そもそもポルポト時代に殺された人数は諸説あり、正確な数字も把握できないほど。
ここでは頭のない骸骨が大量に見つかった場所や、子供をたたきつけて殺した木などを見学。
でも今は本当にのどかな場所。花と線香をお供えする。

ツアーバスはトゥールスレン刑務所でおろされ終了だが、正直こっちのほうが断然怖い。
$2の入場料でこの元高校の校舎に入る。ポルポト時代にスパイ容疑をかけられた人々が送り込まれ、ここで拷問を受けたあと、キリングフィールドに運ばれ殺されたのです。
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拷問室、独房、収容者たちの写真(約1万人・・・)、残虐行為の数々を目の当たりにすると本当に震えそうで途中から写真が撮れなくなった。
中庭にあった高い鉄棒では人を手を後ろにして吊り下げ、そのうち意識がなくなると鉄棒からおろして顔を水につけ、意識が戻るとまた鉄棒で同じことを繰り返す、とか・・・・。
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拷問室が13くらいあり、発見当時、各々の鉄ベットに死体が横たわっており、その写真も飾ってありました。もう目も当てられず・・・。
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写真や展示物を見るだけで寒気がし、できるだけ欧米人の近くで見学をしていましたが、怖くて刑務所内のトイレにすらいけず・・・。

最後には生き残った人々、元クメールルージュの人々の現在の生活が紹介されている部屋があり、そこにゲストブックがあったので、ちらちら見ていたら、こんなの発見。
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「わたしはおとうさんのいこつさがすします みえません」
明らかに日本人じゃないのに、なぜ日本語?しばし考え込んでしまいました・・・。

そんなトゥールスレン、ここはアウシュビッツと同じような戦慄を見学者にもたらします・・・。

見学後、気を取り直してうまいものでも食べようと、トゥクトゥクでセントラルマーケットに移動。
目当てのイカ・エビ屋台が準備中に付、中華を簡単に食べた後、甘味を食べる。
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甘味最高~!そして次はワットプノンというお寺へ。
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プノンペンという名前の由来と言われる「ペン夫人」の像があります。面白い顔・・・。
マーケットに戻り、準備のできた屋台でエビ3$とイカ1.5ドル!おいしいーー!
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その後、どうしてもプノンペン出発前にカボチャプリンを食べたくていろいろ探してマーケット内で食しました。2000リエル(45円)。
これもうまい~!
すっかりとりこ。
さらに往生際悪く、夜も屋台でカボチャプリンを食べました。

かくしてあっという間のプノンペンも終了し、明日からいよいよベトナム。
チャウドック経由で行く話しもあがったが、結局普通にサイゴンへ。
バスは$10。きっと今日のトゥールスレンが怖くてうなされて眠れないはずだから、一番早い便(6時45分)にしました。。。(結局すやすや寝たけど・・・)

カンボジアは思ったよりいい人だらけだった。明日からのベトナムではそうはいかないかな~。

予断だけど、今日ワットプノンで雨宿り中、おかーさんの中国語を聞いた。すごーい!中国人みたいにぺらぺらでした!

【今日の出費】 朝食2300リエル、入場料(キリング$3(お供え込)、トゥールスレン$2、ワットプノン$1)、中華ランチ$1.5、トゥクトゥク$1、甘味2回4500リエル、エビ・イカ・ビール$3、サイゴンバス$10、ネットカフェ$1、屋台飯3つ6500リエル、ビール$1 ホテル$6 計 $31.85
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