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ミッキーローク昨今とThe Wrestlerについて [Daily Life 2009]

ミッキー・ロークといえば、ナインハーフ、エンゼルハート等、80年代のハリウッドでセックスシンボル的人気を誇った映画スター。
ロードショーやスクリーンとかの雑誌では好きな俳優の上位に毎月ランキングされていた時代もありました。

そんなミッキーロークに人気の陰りが出て、半分忘れかけた存在(少なくとも私には・・・)となってどれくらいになるだろうかー、たまにチョイ役やボクシングで名前を聞くと、おおー、懐かしいと思ったものです。

売れて高慢となりハリウッドから嫌われていったとか・・・、ボクシングのやりすぎで顔が変形してスターの座に戻れなくなったとか・・・、売れなくなって太り、地方で飲んだくれの生活を送っていたとか・・・、暴力事件を起こしたとか・・・まあいろんな説?事実?がありますが、いずれにせよ不毛の90年代を乗り越え、久しぶりのヒット作がこの「レスラー」でしょう。

ちょっとネタバレですが物語はこんな感じです。

[soon]80年代にプロレス界のスターになったランディ(ミッキーローク)は、20年たった今、スーパーでバイトをしながら地方の小さなプロレス興行で細々と生計を立てている。妻とは離婚、一人娘には嫌われ、時には家賃を滞納しLockoutされたりと、孤独な中年。唯一の楽しみと言えば、ストリップ劇場に通い顔なじみのキャシディと会うときくらいである。
そんな中、かつてのライバルとのリターンマッチが決まり、意気揚々と準備を開始するランディ。
ところがある週末興行で彼は心臓発作で倒れ、医師よりプロレス厳禁の宣告を受ける。
希望を失ったランディは引退を決意し、別の生きがいを求めるも、キャシディにはフラれ、一瞬信頼を勝ち得た娘からも彼の愚弄な行いから再度信用を失い、孤独と行き場のない絶望の崖っぷちへ追いやられる。 そしてこの老いた元スターは一度欠場を決めたリターンマッチに再度挑みをかけ、最後の挑戦へ・・・[end]
(↑ショーシャンクのほうが上手にまとめられたな・・・。)

これは一言で言えば、ダメ男はやはりダメ男である、という物語です。
そして、多くの者が言うように、ランディはミッキーロークそのものに見えてしまいます。
でもダメ男から漂う哀愁が観る者を虜にしてしまうのかも。KTさんはうるっとしていらっしゃいました。確かにこれを観て泣く人は多いと思う。

いかにも低予算のこの映画がアメリカでヒットし(アメリカでウケそうな作品ではあるが)アカデミー主演男優賞ノミネートまで勝ち取ったので、観る価値は十分にあります。
もちろん名作や大作からは程遠いでしょうが・・・。

主演がミッキーロークじゃなかったらこんなに切ない感情は生まれなかったかも。
そして映画が終わった直後より後からじわじわとくる何かがある作品です。

私はその日パンパシに宿泊しながらミッキーロークの夢を見ましたー。

「ミッキーロークはもう一度だけ生活面での再生を試み、私と妹がボランティアケアワーカーとなり、同居を始めます。ところが、知らない間に私の個人情報を盗み35万円(なぜか数字も覚えている・・・)の買い物を勝手にしたり、女の子と遊びに無断外出したりと、かなりの困らせ者。そんな彼に参った妹がもう世話したくないと訴え、私は引き受けたものを途中で手放したくないプライドから妹との間に確執が生まれるのです・・・」

はあ、こんな夢よく見るよ、あたしゃ。。。

この夢に私はかなり白熱したようで、相当興奮した寝言を発した模様。(KTさん談・・・)
KTさん、うるさくてごめんなさい~。
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