アメリカ最終日 Thanks America

２ヶ月前にアメリカに来たときは有給消化中という贅沢な身分だったので、買い物にも興じ、次はどこに行こうと夢ばかり膨らませていた。

でも今回はなんだか違う。
いつまでも遊んでちゃいけないしな・・・・。

さて、朝起きたらもう空港に向かうしかない。
計５泊お世話になったUnion Square Plaza Hotel。浮浪者と騒音さえ我慢すれば余裕。いろんなＨＰの書き込みにゴキブリがでると書いてあったので、本当に部屋でゴキブリを見たときにはちょっと嬉しかったくらい！まあこの金額なら合格でしょう！（フロントのおじさんもよくこんな金額で探したねーと驚いていたし、ヒロシに１１ドル勝ったのが嬉しくて仕方ない！）←まだ言ってる・・・。

さて、フロントのおじさんに挨拶をし、またね、と別れてＰＯＷＥＬＬまでとぼとぼ歩き始めました。

途中何度もホームレスたちに小銭をせがまれた。

ところでこのホームレス社会について最後に言及したい。

私は原則ホームレスに小銭を恵む人間ではないが、ここシスコへ来て非常に思うことは、実に多くのサンフランシスカンが小銭をあげるのだよ。時には立派なスーツを着た人から普通のお兄さんお姉さんまで。私はそんな現地人を真似して時々小銭をあげるようになった。本当に小銭だけど・・・。あと、レストランではよく食べ残し(leftover)を包んでくれるんだけど、それをホームレスにあげたりした。

私は仕事はないけど幸せな人間なんだな、と思う。
別にお金をあげることでいいことをしたと思わないし、むしろすべきではないとも思うが、なんとなく郷に入れば郷に従え的感覚で私はやっていた。ひょっとしたら、誰かを助けるという感覚よりも自分を省みて自分の境地に感謝をするって表現したほうがいいかもしれない。

でもね、普通はspare change pleaseとか言うのに、たまに５ドルくださいと具体的金額を提示するホームレスもいる。その図々しさもおかしかったりするのだが・・・。

アメリカはこのホームレス社会とどう立ち向かっていくんだろう・・・。

散々飛行機運がなかったが、唯一帰りはフライトもオンタイム。隣はおとなしいアメリカ人若者二人組で平和。機内ではもったいない病で映画を４本見たから、あっという間に成田到着。

ケチケチ旅行をした割には、成田からは豪華！？にスカイライナーに乗り、更にはワインで重くなったスーツケースを運ぶのがいやでタクシーまで使う大変贅沢な帰宅。

アメリカね・・・。
２ヶ月前ももうしばらくいかないと思っていたけど、今度の今度こそしばらくはいかないでしょう。
今回はまた、足が痛くならなくて本当によかった。ハワイでの悪夢がウソみたいにこの数ヶ月調子がよい。この調子のいいうちに富士山のぼっておかないと・・・・。

おかーさんたちは無事メキシコシティに到着したみたいだし、彼らの旅の安全を祈りつつ、私は都会でしばらくは小さく生きることにします。
飽きたらペルーまでおかーさんたちに会いに行こう。