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If not Boeing, I'm not Going! [アメリカ 2010-2011]

スリープナンバーベッドの誘惑を断ち切り、私は急遽ボーイングエベレット工場見学ツアーを申し込みました。日本語ガイドだと1万円以上しますが、私が頼んだのは57ドル。

ホテルには元Navyのおじいちゃんがお迎えに来ましたが、ツアー客は私一人だったので、vanの助手席に座らせられ、おじーちゃんはアメリカ人なのになんのダジャレもなく、大真面目にボーイングについて語るわ語るわ。(なにせ話は19世紀から始まるのです・・・)
私は車中は寝る計算でいたのだが、寝ようとすると「Are you with me?」と聞かれる・・・。怖いから、私は結局眠いのを我慢して全部話を聞きましたさ。
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さて、シアトルの北50キロくらいにあるこのエベレットのボーイング社の工場は、足がない人はオプショナルツアーで来ざるを得ませんが、車さえあれば自分で来たほうが安上がりです。何せ工場ツアー代だけだと15.5ドル。

正直このツアーのクオリティで15.5ドルは安いと思います。
送迎だけなのに誰よりもボーイングに詳しいおじいちゃんは展示場外で私を待ち、私は1.5時間の工場見学ツアーをいよいよ始めます。

最初は写真が撮れるFuture of Flightという展示施設から始まります。
Boeingはいったいいくらお金を持っているのでしょうか~。すごいわ。
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飛行機が好きな人にはたまらない構造になっております。

30分ごとにスタートするこのツアー。私の会もほぼ満員状態。
DJもびっくりな渋い声のマイクさんが今回の現地ガイドです。かっこいいです(声が)
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実際のアセンブリーラインまでバスで数分なのですが、到着したこの工場が、まさに世界一の容積を誇る建物となります。
ぱっと見は高さがないので大きく見えませんが、1つの建物で、東西1km、南北500m、地下含め11階建てと同じ高さを誇り、日本ではよく東京ドームになぞられるが、ここではNBAのコート何個分とかそういう類で例えられていました。
たぶん日本人に一番分かりやすいのは、普通の2階建ての民家2000個ということ。
意外にこの例えはオシャレだと思います[ひらめき]私も何かの例えではこの手法を使おう。

大きいのは飛行機を作っているんだから当たり前といえば当たり前だけど、世界一と聞くとびびっちゃう。そしてさすがボーイング!
だって、みんな自転車で屋内を移動しているんですよ。。。
ちなみに工場内は写真厳禁。

悪いけど、本当にでかいです。。。動くだけでかなりのエクササイズ・・・。
マイクさんの案内で、747,777,787の製造過程を見学しました[飛行機]

私は飛行機オタクでもないし、飛行機に興味もないが、ここは来てよかったと思う。
15.5ドルならなおさら。
オススメです[exclamation×2]
工場見学が終わるとまたバスでFuture of Flightに戻ります。

ドリームライナー早く乗りたいわー。
去年テスト飛行が延期となり、もう3年も遅れているけど、なんと既に900機発注があるそうな・・・。すごいね。
遅れているのに900機も待ってくれるんだね・・・。1機作るのに3ヵ月半もかかるのに。
それでも受注後製造がモットーで、かなり殿様商売だな・・・・。
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ちなみに、ボーイングの本社が全部シアトルだと私は思っていましたが、Commercial部門(民間機) はシアトルで、Defense部門(軍用機)はセントルイスだそうです。で、一応オフィスとしての本社機能はシカゴに移したとのこと。(byおじいちゃん)
とは言え、シカゴには工場はないし、人の目を惹くのは当然Commercial Airplaneだから、シアトルは人気が高いというわけ。

ボーイング社のツアーは最後にガイドがボーイング社の福利厚生の充実さを説明し、ちゃっかりお客にIf not Boeing、I'm not Goingと韻を踏んだ決め台詞をはいて(ボーイングじゃなければ飛行機なんて乗らないぜ!みたいな意味)観客を魅了し、終了します。

で、わたくしは、If not Boeing, I'm not Buying!と言わんばかりに、オフィシャルショップでお買い物をいたします。
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念のために買いました。
トレーナーとTシャツを。
念のためです・・・

2時間以上待ってくれたおじいちゃんに買い物を自慢したら、みんな買うものだ!と喝を入れられましたが、そんな彼も帰りは車中で寝る私を黙って宿まで送り届けてくれましたー。
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